しーくれっとパラレル黒しょた劇場(爆)
BLACK CHRISTMASby 黒417
「………?」
高耶は最初、眠そうな目を開け、自分を覗き込む男の顔を寝ぼけ眼でぼんやりと見上げていたが、すぐにがばっと跳ね起きると息せき切って云った。「あっ、あのっ……お前、お前がっ──サンタ……なのか?」
直江はにっこりと笑って、
「そうですよ、はじめまして、高耶さん。私の名前は直江と云います」
「──なおえ?」
高耶は小首をかしげ、ひらがなでおうむ返しに答えた。某アイ×ルのわんちゃんも真っ青の誘い受視線──子供ならではの必殺技である。(いきなり、そうきましたか──そんな風に無意識に大人を誘う……悪い子だ)
直江は心の中で苦笑する。「そうですよ。あなたにプレゼントを届けに来たサンタクロースですよ」
そうして、布袋からカラフルなリボンと包装紙に包まれた箱を次々と取り出すと、直江はにっこりと微笑んだ。
「これは全部、あなたの為に用意してきたプレゼントです。もらって下さいね」
「これ、ぜんぶオレに!?……ほんとうに?」
高々と積み上げられたプレゼントの山。中身が何であるか知る由もない高耶は目を丸くしたが、一瞬喜びに沸いたその顔はすぐに曇って怪訝な表情になる。
「で……でもっ、でもどうして……お前はくろい服を着てるんだ?サンタはもっとおじいさんで、しろいひげを生やしてて……あかい服を着てるんじゃないのか?」高耶が疑問に思うのも無理はない。直江は高耶がそれまで絵本やテレビで見て知っているサンタとは、似ても似つかない格好をしていた。
高級ブランドものの黒いコートに黒スーツ……全身黒づくめで、唯一サンタらしいと云えば、抱えてきた布袋ぐらいである。
もっとも、その布袋も高耶を持ち帰る為に特別にイタリアの某ブランド本店であつらえさせた、オートクチュールの逸品なのだった(笑)
直江はまた、にっこり笑って云った。
「なんで普通のサンタクロースの格好をしていなかって……それはね、高耶さん。私が黒サンタだからですよ」
「くろサンタ……?」
そんなもの、聞いたこともない(当り前;)。再び首をかしげる高耶に、
「ええ。サンタクロースには二通りいるんですよ。あなたやみんながよく知っているサンタクロースは普通のサンタ。私のような黒サンタは人数が少なく、あまり知られていないのです」(そう。私は黒サンタ──望みのすべてを叶え、奪う者。高耶さん、あなたの望むものをすべてあげる。かわりに私に、あなたのすべてを下さいね)
直江は心の中でそう付け加え、意味深な笑を浮かべて高耶の首筋を卑猥に撫で上げた。「高耶さん。あなたの為に用意したプレゼント、気に入ってくれると嬉しいのですが……開けてみて下さいね」
そうして、直江に促され、高耶がとりあえず積み上げられたプレゼントの箱の一つを開けてみると、中から出てきたのは、ピンク色のコードのついた、大人の親指ぐらいの楕円形の丸いものとリモコンだった(爆)
「………?」
「他のプレゼントも開けてご覧なさい?」妙に楽し気な直江に急かされて、高耶は云われるまま次々と箱を開けるが、出てくるものはみな、どれもこれも子供心にもあやしげに思える、用途不明のものばかり。
まだ小学校5年生の高耶に、それらが何であるかわかるはずもない(当り前;)。わけのわからぬプレゼントの山を前に、戸惑う高耶に、直江はまたにっこりと微笑んだ。
「あなたの知っている玩具とはちょっと違うかもしれませんが、これは全部、とっても楽しい玩具なんですよ、高耶さん。さあ、遊び方を教えてあげる。あなたもきっとすぐに気に入りますよ」
次の瞬間、高耶は直江の手でパジャマを脱がされ、下着も取られて全裸にされ、その細い手首と足首を、それぞれプレゼントを包んであった赤と緑のリボンで縛られてしまった。
高耶は真っ赤になってじたばたとわめいた。「やだっ……こんなのっ……なんでしばるんだよっ、ほどけよっ!」
直江はまるで聞こえないとでも云うように、その声を無視して山のような玩具の中から、高耶がいちばん最初に包みを開けた、ピンク色の楕円の玩具を取り上げた。
「最初はこれで遊びましょうね……ああ、でもその前に、高耶さんの可愛らしい下のお口を馴らしてあげないと」直江はうきうきと独り言のように云うと(笑;)布袋の底を漁って、またしてもあやしげなローションのボトルを取り出し、高耶の目の前に翳して見せた。
「コレでうんと濡らせば、ぜんぜん痛くありませんからね」
そう云って、高耶の幼い体を手足を縛ったままの状態で軽々と俯せし、滑らかな双丘の狭間で蓋を外したローションの瓶を傾けた。「やっ……」
ぬるっとした何かが股間を伝った。その異様な感触に高耶は泣き声をあげて身を捩る。
「なおっ、やだっ!きもちわる……」
「大丈夫だから、少しだけ我慢して。いい子だからお口を開けて息を吐いて、力を抜いて……」
直江は諭すように云って、いちばん長い指先をローションで濡れそぼったピンク色の蕾に押しあてた。
「やだっ……」
子供心に体の、しかもあんなところに触れられて、今にも異物を入れられると云う嫌悪と恐怖に、高耶の蕾は力を抜くどころかきゅっと締まってしまい、容易に指を受け付けない。「ほらほら、いい子ですから……力を抜いて。馴らさないと、せっかくのプレゼントの玩具で遊べませんよ?」
直江は辛抱強く、優しく叱咤しながら、尚も指先に力を込める。
「やだあっ……いやっ……いたいっ」それでも、泣いて嫌々をしては抵抗を繰り返す高耶。これでは無理に指を沈めれば、柔らかな粘膜を傷つけてしまいかねない。
「しょうのないひとですねえ」
直江は苦笑すると、片手をひょいと前に回して幼い性器を掌で覆い、あやすように刺激しはじめた。「あっ……やあっ……」
途端、はじめて感じる感触に高耶は泣き声をあげて身を捩った。まだ自慰すら知らない幼い体に、容赦なく教え込まれていく性の快楽。「やだっ……そこ……さわるなあっ……」
弱々しく叫んでも、直江の指は容赦しない。巧みな指で急所を弄ばれて、力の抜けた一瞬の隙に、直江はすかさず蕾に押し宛てていたいちばん長い指を、第一関節まで潜り込ませた。
「やあっ…!」
高耶は悲鳴をあげ、びくんと痙攣するように背を仰け反らせた。
「ほら、入った。お上手ですよ……そのまま、力を抜いていて……」
直江は微笑み、更に傷つけないよう慎重に、指を根元まで潜り込ませる。「やだっ、やっ……ああ……」
体内に容赦なく埋め込まれる指。あまりのことに翻弄されて、高耶は何がなんだかわからず、逃れることもできずに泣きながらされるままである。
「根元まで入りましたよ……いい子ですね……」
「ひっ……クッ……」
前を袋ごと包み込まれてゆるゆると扱かれながら、ローションの滑りを借りてぬるぬると出入りする淫らな指。「やっ……なおっ……なおえぇ……」
そうされているうちに、高耶の幼い啜り泣きには、いつしか苦痛以外の色が混ざるようになっていた。直江は喘ぐ高耶の耳元に唇を寄せた。あやしく揺らめく鳶色の瞳は、まさしく黒サンタ──悪魔そのもの。
「高耶さん?──答えて。ココから……」
そう云って直江は高耶の幼い性器を徐に握りなおすと、淫らに上下しながら念を押すように囁いた。
「このぼうやから、しろいのはまだ出したことはありませんね?」
当然、精通もまだの高耶には、直江の云う言葉の意味がわからず、高耶はただ泣きながらコクコクと頷くばかりである。その答えに、直江は満足気に微笑むと幼い耳朶に囁いた。「あなたの体も心も……あなたのすべてを俺に下さいね……」