しーくれっとパラレル黒しょた劇場(爆)
BLACK CHRISTMAS 

by 黒417



今宵はクリスマス。

突然ですが、サンタクロースには二通りあることを御存知でしょうか?(嘘)
文字通り、子供達に夢を届けるN.S.K.所属の正規のサンタと、プレゼントの代償に男の子のいちばん大切なものを奪う(爆)闇のサンタ、通称黒サンタです。



松本シティの仰木家のある××団地の屋根の上。黒サンタ・直江は大人の玩具をぎっしり詰めた布袋を抱え、愛用のダークグリーンのウィンダム型ソリで乗り付けました。
これから仰木家に侵入し、かねてから唾をつけていたピチピチの小学校5年生、高耶さんとプレゼントの玩具で楽しく遊んだ上で前後のお初を強奪(爆)、宇都宮シティの自分のアジトまでお持ち返りしようと云う魂胆です(おい;)

本来、サンタは掟により、プレゼントの配達の際は煙突から出入りするよう定められていますが、高耶さんのお家のような煙突のない集合住宅の場合、サンタ特別配達法(笑)に基づき、ベランダあるいは窓からの侵入が許されています。



直江は布袋を肩から背負うと、音もなく高耶さんの部屋のベランダに降り立ちました。
きっと、サンタの訪れを待っていたのでしょう、部屋はカーテンが半分開けられたまま、鍵もかかっていません。高耶さんは自分の布団に入って、すやすやと寝息を立てていました。

寝返りをうった時、おそらく無意識にはだけてしまったのでしょう。掛け布団が捲れ、パジャマの胸元から、子供特有の滑らかな丸みを帯びた胸が見えそうになっています。これでは「襲って下さいv」と誘っているようなものです。

直江はあどけない高耶さんの寝顔に目を細めつつ、もし自分以外の不埒なサンタが先に来ていたらとゾッとして、あまりに無防備すぎるこのひとには少々お仕置きが必要なようだ、とクスッと微笑みました。

直江は、何やらあやしい呪文を唱えると、高耶さんのお部屋に結界を張りました。
これで高耶さんをどんなにひいひいゆわせても、その可愛らしい声を誰かに聞かれる心配はありません。
直江は高耶さんに体重をかけないようにそっと覆い被さると、己の武器の一つである、腰に来るラジオヴォイスで耳元に囁きました。


「メリークリスマス、高耶さん。起きて下さい……プレゼントを届けにきましたよ……」



黒サンタ・直江と子供高耶さんの禁断のクリスマスの夜をいていきますか?