かわいいひと


BY T Uさま



高耶は元気な小学生だった。
担任の直江先生とは実は結婚している。
もちろん日本では同性同士は認められていないし、18才未満も認められていない。
そんなタブーを押し退けて、高耶は直江の養子になっていた。
「だって高耶は直江のうんめいの恋人なんだもんッ!」

初めて出会った時にそう言われた。
「あなたは私が探していた、景虎様です…ッ」
景虎の記憶はないけど、本当は400年もいきてるらしい。
でも、直江のこと大好きだからウソでもいいんだ。
お母さんとお父さんにはもちろん内緒だけど、「暗示」とか言うのをお友達の千秋がしてくれて、だから大丈夫なんだってよくわかんないけど直江がそういうからきっと大丈夫。

一緒に住んでるのも秘密。クラスの子にバレたら大騒ぎだから。
でも、女子はきっと羨ましがるにきまってる。直江先生は大人気だから、ちょっとムカつくけど、だって奥さんはオレなのに!

「高耶さん、どうしたの?お可愛らしい顔がむくれてますよ…?」
クスクスと笑って膨らんだ頬を長い節ばった指でつつかれた。
ますます高耶はむくれた。
「おやおや、私の大事なひとはご機嫌ななめですね…。もうおねむですか?」
「ちがうもんッ!」
首を左右に激しく振った、直江に赤ちゃんみたいに思われるのがとてもイヤなのだった。
本当はもう眠いけど。

時計は10時になっている。
「困りましたね、早く寝ないと明日起きられませんよ?」
「いいの、明日は学校お休みだもんッ。直江だけお仕事だもんッ!」
直江が一緒に休みにならなかったことを拗ねていたのだ。
いつも学校で一緒でも他の生徒の手前、特別に扱うことも出来ないので高耶は直江に甘えられない、だから休みは一日中甘えていたいのだ。
そんな高耶に直江は苦笑する。

直江は高耶をソファーで膝の間にすっぽりと抱き締めたまま、投げだしてブラブラと揺らしている長くてほっそりとした脚を撫で上げて短パンの裾から長い指を潜り込ませた。
ピクッと高耶は直江の腕の中でいやいやと身じろいだ。
「やん…直江、そんなとこダメッ…お○ン○ンなんてさわっちゃめっなの!」
「困りましたね…、でも私は高耶さんのこの可愛い男の子を可愛がって上げたいんですけど…。本当にダメですか…?」
高耶の顔を覗き込む、その間も指は下着の中の小さい坊やをイイ子イイ子となでなでしている。
「ぁあん、ほんとに…可愛がるの?…意地悪しない?」
瞳を潤ませて高耶が直江を見上げてくる。
「もちろんです。高耶さんにそんなことするわけないでしょ?」
「うそだッ、だってこの間もそういって意地悪した!もうイヤっていってもお手て離してくれなかったもんッ!」
プーと真っ赤に膨れた高耶、どうやら失神するまで可愛がったことを恨んでいるらしい。
景虎だと思うとついやりすぎてしまう、高耶の体はまだ子供なのに我を忘れてしまう。
「でもね…それは、高耶さんがあんまり可愛くて、つい意地悪してしまうんですよ…?」

高耶は一生懸命に考えた。しかし。
「大人ってわかんないッ!なら高耶も直江に意地悪するようになるの?」
「どうでしょうかね…高耶さんは素直だから…俺みたいにはならないでしょうね。でも…意地悪というか、心配で気が狂うかも知れませんけど…」
「何が?」
「高耶さんが大人になって他の人に取られたらって…許すつもりはないですけど…あなたから逃げられたらきっと気が狂ってしまう…っ」
苦渋の色が浮かんだ。
高耶はそんな直江を振り返って下からキッと強く睨み付けた。
「しないもん!高耶はずっと直江といるんだもん!高耶は直江しかいらないから、そんなこと言うなッ!!」
その強い光を称えた瞳から涙がとめどなく流れ落ちていく。
「すみません…ああ、泣かないで下さい。あなたに泣かれると、どうしていいかわからないから…」
「泣いてない!目にゴミがはいっただけだッ!」
ゴシゴシ手で涙を拭く高耶がいじらしい、胸が熱くなる。
「そうなんですか…でもどちらでも高耶さんのお目が痛そうなのは私にはツラいです…大丈夫?」
「ん…ごめんな…」
「いいえ」
ニコリと微笑んで髪を梳く、頬に唇を寄せて涙を吸い取った。
「からいです…」
舌を見せて茶化した直江につられて高耶も笑った。

「なおえ…ここも濡れてるゾッ」
唇を尖らせて、ぶっきらぼうにキスの催促をした。
その顔は赤らんでいる。
「ええ、そうでしたね…っ」
「ン…ンン…ぁ…はぁん」
下着に潜り込んでいた指も再び動き出し、もう片方の掌はTシャツを捲ってピンクの小さな胸の飾りを撫で回す。
高耶の躰は触れられるたびに敏感に反応してビクビクとし、胸の飾りも下の坊やも元気に尖って固くなった。
「…いたぁいっ」
ズボンの布を押しあげて窮屈そうにしている下肢を高耶は自分の手で触って訴えた。

「おんもに出たいんですね…今だしてあげますよ…っ」
チュッと頬に口づけて、直江はファスナーを慎重に下げズボンを足首までストンと落とす、下着も膝上まで降ろした。
先がちょっと濡れているピンク色の可愛い坊やがピョコンと出て来た。
「元気が良くておりこうさんですね…、高耶さんのコレはとてもお行儀がイイ」
先端を指の腹でなでなでして下からツツツと撫で上げた。
「やぁあん」
「おや、高耶さんは悪い子ですね…お行儀が悪いですよ…っ。こんな時はどうするか教えたでしょ?」
「う、ひっく…ごめんなさいぃ…」
瞳に涙をためて高耶は指を咥えて自分の胸の飾りを弄った。
「そう、いい子ですね。…自分だけしてもらってはいけません、相手も喜ばせなければいけないんですよ?」
コクリと頷いて直江を一心に見上げる。
「気持ちいいんですね、高耶さん…」
「うん、きもちいいよぉ…ゾクゾクするぅ」
「とても良い子だ…っ」
チュッチュッと額に頬に鼻に唇に、そして徐々に下がっていきもう片方の胸の飾りを唇で挟んだ。
「ひゃあっ」
高耶は口を開けたまま、だらりと唾液が口端から垂れている。
ヌルヌルしている坊やを嬲ると嬉しげに嬌声をあげた。
「ああ、なおえ、すきぃい…はぁあん」
「私も高耶さんが大好きですよっ」
「ほ、ほんとに?クラスで一番好き…っ?」
泣きそうに聞いてくる高耶。
「おばかさんですね、そんなこと気にしていたの?俺は高耶さんが一番大好きですよ。だれよりもあなただけを愛しています…っ」
高耶は嬉しそうに笑った。

「なおえ、今日は我慢するから…いれて…」
「高耶さん…ッ!」
ギュッと抱き締めて高耶の衣服を全て剥ぎ取る、そのままベッドまで運んで備えの潤滑剤を取り出し掌にとった。
「ヒヤァ…ッ」
クチュクチュと高耶の秘部を緩ませて熱い切っ先を当てる。
「息を吐いて高耶さん…っ」
いくらほぐしても、まだ幼すぎる躰。
正面に向かい合っている心痛な面もちの直江に、高耶が小さい掌をその頬にあてた。
「大丈夫だよ…」
そこには天使がいた。

「高耶さん…ッ!許して下さいッ!!」
「ンン、ヒィ…イヤァアア…ッ!!」
どんなに我慢しようとしても痛くて高耶は涙をポロポロと流し嗚咽がこぼれた。
まだ全てを治めることは到底無理だった、それでもギュウギュウと先を締め付けられて今にも直江は達してしまいそうだ。
直江は痛いほどの締め付けを我慢して高耶の襞を擦りあげた、すっかり萎えてしまった坊やも下の二つの袋と一緒に掌で転が
した。
もう片方の手も指を唾液で濡らして、胸の飾りを押しつぶすように転がした。
「い…もっと…ああ、んうぅ…なおえぇえ…っ」
キュッと高耶の臀部が締まり直江は我慢できずに腰を更に突き挿れた。
「高耶…さん…ッ!」
「アァアアアーーッ!!」
最奧に熱い灼熱を受け止めて、高耶も小さい穴からピュッピュッと白い液を飛ばすと気を失った。
涙の痕が痛々しい高耶の頬に唇を寄せて、懺悔の口づけをする。
(もしも、記憶が戻ったら…あなたは俺を許しはしないだろう…っ)

―――そんな直江に天罰が下る日もそう遠くはないはずだ。


                          
おわり



       

*TU様コメント*
き、気の迷いの産物です〜〜。つい書いてしまった半分ギャグです。「おまけ」はほとんどギャグです。
最後の一文はそれをちょっと含んでますが、このままがいい方は読まない方がいいかもしれません(^^;
バレバレかもしれませんが、取り敢えず匿名希望です(笑)


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