たかなおの日々(爆) presents
「スカ××イ みらばーじょん」まさかの番外
禁断のりばーしぶる編

by 714


直江がふと気がつくと、そこは淫靡な門の前でした。
門には、大きな鏡が張られていて、自分の姿が映っています。
でも、何かが変です。
鏡に映っている自分は法衣を着ているのに、自分は今、スーツ姿。
しかも、あろうことか、鏡の向こうの自分は、突然、現れた高耶さんを我が物顔で組み敷いて、いいことをはじめたではないですか!

「そんなっ……高耶さん……!」
例え、高耶さんをヤってるのが自分だとしても、ココにいる自分以外が高耶さんをヤるのは絶対に絶対にぜーったいに許せません。
「高耶さん……!」
鏡に張りついて情けない声を出した男の背後で、不意に、聞きなれた声がしました。

「……ようこそ。鏡の門へ」
「!」
驚いた直江が振り向くと、いつのまにか、黒い法衣姿の高耶さんが立っていました。
「高耶さん…!?」
見なれない衣装を着ていていも、確かに高耶さんです。
わけがわからず、もう一度鏡を覗くと、鏡の向こうでは自分と高耶さんのHが絶好調です(爆
しかし、こちら側にも高耶さんが……これはいったい、どうしたことでしょう。

「高耶さん……!その姿は……ここはいったい……!」
その問に、高耶さんは淡々と、
「オレは鏡の門番、高耶。ここは、腐女子の逆カップリング投票で、1位に選ばれた受と攻が来るところ」
「なっ……なんなんですか、それはっ……」
すると、高耶さんは、無表情の門番モードから、素に戻って唇を尖らせ、
「オレだって知らねえよ。こっちがききてえよ
(本当にねえ/笑;私だって聞きたいわ;)……でもしょうがないだろう。オレ達は、好むと好まざるにかかわらず、鏡のこちら側に来てしまったんだ。この扉はカップリングを隔てる壁。この世界にいる限りは、オレが攻でお前は受。この鏡を隔てた向こう側が…元いた世界」

そう云って、鏡を覗いた高耶さんは、赤らめた顔を逸らしました。
無理もありません。
鏡の向こうのノーマルカップリングの世界では、まさしく門番直江と自分が宴たけなわなのですから(笑

照れ隠しに咳ばらいをして、高耶さんは鏡の門番の顔に戻ると、お約束の台詞を云いました。
「今からお前は、次の選択のうち、一つを選ばなければならない。……一つ、オレ以外の登場人物、総受。二つ、受を拒否してこのまま元の世界に帰る。だが、その代償は一生、おあずけ。三つ…」

すると、高耶さんはやっぱり、(うちの)高耶さんらしく、門番モードからいつもの高耶さんに戻って、顔を赤らめながら云いました。
「その……オレが……お前を……」
直江は、高耶さんがその先を云う前に、自分から叫ぶように云いました。
「3です!3!3でお願いします!!!」

直江は必死でした。
1が総受、2は生涯、高耶さんとおあずけ…どちらも冗談ではありません。究極の選択ではありますが、この場合、3しかないではないですか!(そりゃそーだ)
それに、相手は高耶さんなんだし、攻としては不本意っちゃ不本意ですが、まあ一度ぐらい受けたって減るもんじゃなし
(;)400年前を思い出せば、主君と契るのは臣下冥利につきる名誉(;;)

高耶さんとしても、当然ながら選択は3以外ありえません。
この男は誰がなんと云おうと自分のものです。
相手が男だろーが女だろーが、他の奴に触れさせるなんて、もってのほか。
生涯お預けも勿論、いやです(笑v
満場一致で
(二人だけど)3に決定し、高耶さんは内心、どきどきながらも、門番モードで告げたのでした。
「……その選択。承ったぜ」

そんなわけで、当サイト初のリバーシブルな夜がはじまりました(爆)



高耶さん「凸!」
直江「凹ッ」
高耶さん「凸凸!」
直江「凹……ッ!」
高耶さん「凸凸凸……ッ!」
直江「凹ーッ!」

(私にはこれがいっぱいいっぱいです…;)


ちなみにあちら側では、いつものように直江が高耶さんをやりまくりですv
鏡の境界を隔てて、直高、高直のりばーしぶるの狂宴です(爆)

そして。
鏡のこちら側で直江が、もう出てしまうと思った時
(きゃー><)、背後から覆い被さった高耶さんが。
鏡の向こう側では高耶さんに覆い被さった直江が、同時に囁いたのでした。

「イけよ…直江」

「おイきなさい」






「……え……直江!」
揺り動かされて、直江がハッと目を開けると、傍らで上体を起こした高耶さんが心配そうに覗き込んでいます。
「高耶さんっ……」
時刻は深夜。いつもの自分のマンションのベッドの上です。
(夢か……しかし、今の夢はいったい……)
この私としたことが……まさか、このサイトで(笑)高耶さんに×××で××られて、××××云わされるとは…
(私も夢にも思いませんでした/涙)

しかも私の中を出入りする(あわわ;)私より小振りのあのサイズは、まぎれもなく高耶さんだった(爆)と、らしくもなく動揺する男に、高耶さんは、
「お前がうなされるなんて……どうしたんだよ?こんなに汗かいて。悪い夢でも見たのか?」
指摘された直江は、慌てて、ぎこちない笑顔で云いました。
「い、いえ……その……なんでもありませんよ」
すると、高耶さんは、片方の眉を吊り上げて、
「……あやしいな。……ははあ……わかったぜ。お前。女でも抱いてる夢見たんだろ」
「とっ、とんでもない!例え夢でも、私があなた以外と……」
「どうだかな。この遊び人」

心配して損したとばかり、そっぽを向いて頭から布団を被りかけるのを許さず、直江はすかさず、いとしいひとの体を背後から抱きしめました。
「バカッ、やめろって」
「あなただけですよ。あなただけだ……」
ぎゃーぎゃー騒ぐ高耶さんを組み敷きながら、直江はしみじみ夢でよった、やっぱり、こっち(攻)のが落ちつくと思ったのでした。

勿論、この後直江は思う存分、日が昇るまで高耶さんを貪ったことは云うまでもありません。

HAPPY BIRTHDAY NAOE.
高耶さんはあなたのもの、あなたもずーっと高耶さんのもの。
おしあわせにv

2004.5.3.
714


はじめまして、714です。ちなみに「ないしょ」と読みます。よろしくお願いします(殴打)

直高馬鹿一代、コレ(N受)だけは、私には例え冗談でもこえられない壁(笑;だったんですが、Xデーに修理不能なぐらい壊れたもんで…。(N受OKな方ごめんなさい^^;)

直江バースデーには何がなんでもUPを、と思っても何にも書けなくて;何を思ったか書けたのがコレでした(-_-;

読んで下さった方、いるのかしら…(笑;束の間、笑って頂けたら……え?ぜんぜん笑えない?;失礼しました(>_<;