「TOY DOLL 3」




Presented by 黒417




「首輪がいいですか?それとも、ピアス、刺青……なんだってしてあげる。この体に刻んであげる。いつ、何処にいても、あなたが俺の所有物だと一目でわかるように」
あなたを閉じ込めることなんて、簡単なんですよ?



甘く残酷な言葉を吐いた男は、己のスラックスの前をはだけると、既に昂っているモノを引きずり出して、愛しい口元に突き付けた。
「ほら……あなたの大好きなモノですよ。お口を開けて」
カッと顔を紅くして、咄嗟に背ける頬に、脈打つ凶器を押し付けながら、男は揶揄るように笑った。

「今更、何を恥ずかしがっているんです。少しでも目を離せば、すぐに他の男と戯れる淫乱のくせに。それとも、他の男には奉仕できても、俺にはできないとでも云うんですか?」
「違うっ、……」
高耶は、泣きながら首を振る。愛しいひとの泣き顔をうっとりと見下ろしながらも、男の言葉は冷ややかだった。

「あなたをこんなにも愛している男の前で、そんな泣き顔を見せて……本当に、あなたは自分のこと、何もわかっちゃいない。あなたという存在が、どれほ男を狂わせるのかと云うことを。──さあ、何をぐずぐずしているんです。あなた専用のおしゃぶりですよ。銜えて。奉仕の仕方を忘れたとは云わせませんよ」
容赦のない言葉とともに、少し乱暴な仕種で前髪を掴まれ、口を開くよう強いられた。
「…………、」
男の理不尽な怒りの前に抗う術もなく、観念したかのようにおずおずと開きかけた唇に、有無をいわせず熱い肉塊が押し込まれる。



膝立ちで腕の自由を奪われ、雑踏で吐き出させられたしろいものに濡れた下着を引きずり下ろされ。
媚薬に狂い、萎えることを忘れてしまったかのように、はしたなく張りつめたままのペニスと、プラグを銜えさせられている箇所を晒した惨めな体勢で強いられる、屈辱的な口淫。

「ンン、……クッ……」
苦しさのあまり、きつく閉じられた目尻から新たな涙が伝う様を楽し気に見下ろしながら、男は尚も言葉で愛しいひとを嬲った。
「そんなに恥ずかしい格好をしているくせに、俺のをおいしそうに頬張って……本当にいやらしいひとだ」
そうして、己の雄の形に膨れた頬を、愛おし気に指で辿る。

「歯を立てては駄目ですよ。もっと、舌を使って……強く吸って。──そう、とってもお上手ですよ……」
「………ッ、」
高耶の苦痛などおかまいなしに、男は愛しい後頭部を掴んで己の股間へと押し付ける。欲望のまま、下の口を犯すのと同じ激しさで口腔を喉奥まで蹂躙した。
「ン……クッ……ンン……」
意志をもたない、ひたすら男の欲求を満たす為だけに存在する生きた玩具のように、散々に口腔を犯される。
両手首を戒めている枷と天井から降りている鎖が、ジャラジャラと音を立てた。



唇への激しい抜き差しの果て。
「そろそろ……出しますよ。──飲んで」
熱い囁きが降ってくるのと同時に、きつく頭を男の股間へ押し付けられ、その直後、大量の白濁が喉奥へ注ぎ込まれる。
「───ッ、」
愛しいひとが、己が吐き出す体液の、最後の一滴を嚥下するまで、男は決して許さなかった。



ようやく満足したのか、男が、形のいい唇から萎えたものを引きずり出すと、高耶は苦し気に咳き込んだ。
男の視線から逃がれるように、俯く顎に手をかけ、無理矢理こちらを向かせると、飲み込み切れずに零してしまったものが、口端からしろい糸を引いて顎を伝い、首筋まで滴っている。

「せっかく飲ませてあげたのに、こんなに零して……」
甘く叱咤して、男は指先で己の放った体液を拭うと、有無をいわせず、まだ呼吸が整わずにいる唇に容赦なく含ませた。
「……ッ、」
潤んだ目元に尚、新たな涙を滲ませ、激しく肩で息をしながら、高耶は必死に男の名を呼び、許しを乞うた。
「なお……」
「──なんです?」
ごく間近で細められる鳶色の瞳。
返される言葉は、甘く、冷ややかなものだ。
「もう………たのむから……、」
──許してくれ。

日頃、どれほど責め立て、快楽に貶めても、哀願の言葉を滅多に口にしない高耶が、ガクガクと身を震わせ、許しを乞う様は、男の嗜虐を尚も煽る結果にしかならなかった。
「……高耶さん……」
うっとりと、愛しい、唯一の名を呼んで、顎に手をかけて上向かせ、止めどなく頬を伝う涙を唇で拭ってやる。
掠めるように奪った口づけは、淫らな体液の味がした。



To Be Continued.



短くてすいません…ι
ってか、本当におひさしぶりです(>_<)

もう少し、書き溜めてから、一気にUPしようと思ってたんですけど、高耶さん膝立ち拘束からのお仕置きの流れをアレコレ考えていたら、進まなくなりまして(^-^;)>本当に大馬鹿;
もう、ずっと更新してないですし;とりあえず書けた分だけUPしました。
次こそは、牢獄部屋でのお仕置きプレイフルコースを…(笑)
がんばります(^-^;)