†直×高触手絶頂集2†
* DOLL *
BY K-330名誉会長
はあ、はあ、はあ、はあ―――
高耶は忙しない息を吐きながら、夜の道を必死の思いで走っていた。
「おとうさん――、おかあさぁん、どこぉ…っ!」
泣きながら父母を呼んでも、答える声はない。
訳もわからないままに…連れ浚われて、見知らぬ場所に連れてこられて。躰の底から込みあがってくる恐怖から逃げる為だけに、高耶は縺れるような足で走っていた。
しかし、走っても走っても道の両側を塞ぐ石の塀は途切れることがない。
そして―――
暗い空に浮かぶのは、大きさの異なる二つの月。
その異常に、幼い高耶は気付かない。気付かないまま、月光りだけを頼りに、ただひたすら走り続ける。
「あ…っ!」
何かに足を取られて、高耶は地面に倒れた。
「い…いたいよぉ…、」
石畳に膝と腕を叩きつけられて、幼い高耶はその痛みにしゃくりあげた。
しかし――。抱えた膝の、血の流れた場所のすぐ下に巻きついた黒いモノと…そして、地面に落ちた自分の躰を覆い尽くすような黒い影を見た途端。高耶は、ヒュッという声にならない悲鳴を上げた。「鬼ごっこは、もう終わりですよ。さあ――高耶さん、あなたのケージにお戻りなさい」
高耶の背後に、二つの月を背にして――黒衣の人物が立っていた。
掲げた右腕には、鞭の柄が握られている。
「や…、」
高耶はその影に怯えながら首を振った。
「うちに…かえる…っ、」
目に涙を溜めて、震えながら高耶は後ずさった。
「あなたが帰るのはあのケージの中です。もう家には帰れませんよ。――何度も言っているでしょう? ずいぶんと物分りの悪い子ですねえ、あなたは」
男は笑いながら、手の中の鞭のグリップを軽く引いた。
途端、高耶の躰はズサッと後ろに倒れ、男の元に手繰り寄せられていった。
「や、いや――! こわいよぉ――っ、たすけてぇ、おかあさぁん――!」
石畳の上を引き摺られながら、高耶は泣き叫ぶ。全身で嫌がって、もがいた。
しかし、子供の軽い躰は苦もなく男の足元まで手繰り寄せられ。巻きついた鞭の先ごと足首を掴まれた。
「細い足ですね。このまま…ほんの少し力を入れただけでも砕けてしまいそうだ」
高耶の上に屈み込んだ男は、ふっと笑い。高耶の下半身を剥いた。全ての衣類を剥ぎ取り。そして、高耶の股間に腕を滑らせた。
「勝手な事をする悪い子には、お仕置きですよ」
男は、幼い性器を握り締めた。ギリ―と容赦なく。
「や、やあぁ!! いた――いたい、はなしてぇ――!」
今まで経験したことのない引き攣るような痛みに、高耶は悲鳴を上げた。
「離して欲しかったら、ごめんなさい―と言いなさい。悪いことをした時には、そう言って許してもらうものでしょう?」
痛みにもがく小さな躰を見下ろしながら、男は嘲笑うように言った。
高耶は、痛みにしゃくりあげながら、切れ切れに許しを乞うた。
「ごめ…ごめんなさい…っ、 ごめ……っ、」
「もう、しない? もう二度と逃げないと誓うなら、許してあげますよ」
「ごめん、なさいっ、もうしません…っ…だ、から、ゆるして、くださぁ…ぃっ」
「――よく言えました」
男は笑って、腕を撓めた。
そして。開放された股間を抑えながらすすり泣く高耶の躰を、男は軽々と抱き上げた。
「さあ、帰りましょうね。あなたのケージへ」
中世西洋に建てられたような外見の屋敷。
霧か朝露のような白い煙にけむる、周囲。
開け放された鉄柱の門から、男が足を踏み入れる。
足元にあるのは、奇妙な形の下生えの草。それを踏みしだいて、男は歩く。
と、その扉が、触れるものもなく開いた。
黒衣の男――直江が、大股に扉を潜ると扉はまた…自動的に閉じた。
高耶は、男の腕の中に抱えられたまま、じっとしている。時々、思い出したように喉をしゃくりあげる様が、憐れを誘った。
高耶を抱いたまま直江は、広い玄関ホールを抜けてバスルームへと向かった。
広いタイルの浴室に、楕円の白い浴槽。
壁には、華奢な首を擡げた備え付けのシルバーのシャワーヘッド。
「――高耶さん、躰を綺麗に洗ってもらいましょうね」
背中を軽く叩かれ、やさしげな声で即されて。高耶は浴槽に目を向けた。
浴槽の中は、なぜか波打っていた。
泡の浮いた暖かい湯気の立つ湯船の表面が、不自然に波打つ。
「…ナニか、いるよ…? ナニか、なかでうごいてるよ?」
直江の胸元にしがみ付いて、高耶はブルッと震えた。
「アレはね、あなたを綺麗にしてくれるものですよ。あなたの躰の外も中も…綺麗に洗ってくれるモノなんです」
直江は、高耶を自分の胸から引き剥がした。
「やっ…!」
一瞬、嫌がって暴れた高耶。だが、直江はそのまま浴槽の上でその手を離した。
ザバッと音を立てて高耶の躰は浴槽の中に落ちた。
高耶が態勢を整える前に、ナニかが…その躰に巻きついた。
薄いピンク色した、触手。大人の親指ほどの太さのソレが、高耶の躰に次々と絡みつく。
「ヤ、ヤダァ!! たすけ…てぇ!!」
浴槽の淵に捕まって、高耶は必死に男に向けて手を伸ばす。
「たべられ…ちゃうよぉ――!!」
助けてほしくて、必死に伸ばされる幼い腕。それを、男は笑いながら見ている。
「大丈夫ですよ、高耶さん。その触手は肉食ではありませんから。でもね……」
クスクスと――笑いながら、直江は言った。
「あんまり暴れると…怒って、高耶さんを食べてしまうかもしれませんよ。だからね、じっとして。高耶さん――」
「こわいよぉ――っ、」
「大丈夫。じっとしていれば、怖いことはしませんよ」
「やだっ! たすけてっ…!」
「そのまま――じっとして、高耶さん。食べられたくないでしょう…?」
重ねて何度も言われて――高耶はようやく大人しくなった。
両目をギュッと瞑って、涙をポロポロ溢しながら、しゃくりあげる。
浴槽の淵にしがみついた両腕はかわいそうなほど強張っている。
上半身に着付けたままの白いシャツが、お湯を吸って張り付いて、その下で何本かの触手が蠢いているのが見て取れた。
湯の中の様子は、泡に邪魔されてあまりよく見えない。
が、高耶の雄弁にものを言う表情と声だけで、ある程度のことは想像がついた。
「ひゃッ!」
ビクリと、高耶の躰が跳ねた。両足の付け根に、触手が絡みついたのだ。
そしてそのまま、きつく巻きついて。初々しく敏感なソレを刺激し始めたのだ。
それと同時に。後の窄まった穴の周辺でも、触手の先端が蠢いていた。
「や、やだっ! おしりのなかに、なんか、はいってくる…ようっ!!」
ひっ―と泣き声を上げながら、高耶はもがいた。だが、もがいても、触手に引き摺られて立ち上がることすら出来ない。
「やだよ…ヤッ! たすけ…たすけて、よぉ!!」
「そのまま、我慢していなさい。いい子に…大人しく…ね」
浴槽にしがみつき、頭を振ってイヤイヤする高耶。涙は、次から次へと溢れ出て顎へと流れていく。
その憐れさが、男の嗜虐心を一層煽り、男をより残酷な行為へと駆り立てた。
触手の動きは男の支配下にある。男はその暗い欲望のままに、触手を操った。
「あなたの中の一番奥まで、触手をイレてあげますよ。後から、私が入るところですからね。しっかり綺麗にしておかないと…ね」
高耶に十分聞こえる声で直江が囁いたと同時に。ついに触手が、高耶の下肢を犯した。
「ひ…あああ――!! んっあああ!!」
全身を強張らせて、高耶は叫んだ。
「はいって…はいってくる…よぉっ! あ、ひああん!!」
次々と、隙間から入ってきては躰の奥で触手が不気味に蠢く。
「は…っひあ、ヒ、……ひっ、」
必死に浴槽にしがみついて、喉から掠れた悲鳴をあげて懸命に高耶は耐えている。
「いい子…ですね、高耶さん。そのまま…いい子にしていて――」
呟いて。直江は、触手の動きを変化させた。
狭い穴一杯に入り込ませた触手が、捻り合わさって一つになる。
そしてソレは、直江の欲望そのもののように、高耶の奥を突き上げた。
「っひ…………イィッ!!」
硬い塊に躰の最奥を蹂躙された幼い躰は、突然の凶行に耐え切れずに引き攣り、一瞬後には力を失って崩れた。
直江は、湯の中に沈み込もうとする細い躰を、両腕を掴んで引き上げた。
「まだ…気絶するのは早いですよ、高耶さん。もっともっと…綺麗にしないと」
うねうねと――抱き上げられ湯船から引き上げられた躰に、ピンク色の触手が追い縋って纏わりつく。
ぐっしょりと濡れた高耶の躰を抱いて、朦朧とした目で涙を流す高耶の半開きの口に、直江は口付けた。
「もっと――喘いで。イイ声を…聞かせて」
高耶の両足の間に見える――まるで、そこから生えたような触手の束が、また大きく動いた。
高耶の下肢を、深いスロートで出入りする。
「ぁ……ひっ………あ、あ……ひ…んっ!」
直江の広い背中に必死にしがみついて、高耶は泣き喘ぐ。
「もっと、泣いて。もっと……俺を悦ばせて――」
何度も高耶の唇に、頬に口付けながら、直江はその赤く染まった耳元に囁いた。
To be continued…
†会長コメント†
K-330名誉会長からの素晴しい寄贈作品です♪幼い高耶さんに鞭や触手で無体をする直江・・・(><)
酷くてカッコイイ直江といたいけなひらがな高耶さんに、今まで知らなかったショタ心を刺激されてしまいました・・・(^^;名誉会長、素晴しい作品をありがとうございました!!
続きの寄贈、お待ちしておりますねvこの作品の感想は、BBSかK-330様に直接メールでお願いします♪