直×高しーくれっとしょた劇場
しょた前夜2・はじめてのご奉仕編

作・椎名




椅子に座った直江のモノに高耶はそっと手を伸ばした。小さな手が熱くて硬いモノに添えられる。昨日教えられたように、高耶が両手でそっと上下に擦ると、直江のソレは更に反り返り、硬度を増した。
直江は小さな手で奉仕する高耶の、柔らかい髪を撫でてやる。
「しろいの……まだ?」
「まだですよ。もっと、うんといい子いい子してあげないと」

”いい子いい子”が足らないのだと必死になるあまり、直江のソレをきつく握ってしまい……思わずうっと呻いた直江に、高耶はびっくりして手を離すと泣きそうな顔になった。
「ごめっ……、なお……」
「いいんですよ。ああ、そんな顔をしないで」
直江は苦笑して幼い体を抱き寄せ、今にも泣きそうな瞼に口づけてやった。
「大丈夫だから、ね……?」
「……うん」
「もっといい子いい子、してくれますか?」
高耶はやっと笑顔になって、コクン、と頷いた。

愛しい高耶。
できるものなら、この体に今すぐ入れてしまいたい……直江はその思いを必死に堪える。
「高耶さん」
「なに?」
「今度は……あなたのお口で、いい子いい子してくれますか?」
「……?」
「さっき、大人は好きなひとにはいろんなところにキスをするって云ったでしょう?」
頷いた高耶に、
「最初にあなたにしてあげる。同じように、して下さいね」

わけもわからずに頷いた高耶を、目の前に立たせると直江はそっと小さな果実に手を伸ばした。
「あっ……、」
敏感な箇所に触れられて、思わず声を上げた高耶に、直江は大丈夫だからと云いきかせ、その果実を口に含んだ。
「やっ……なお、……っ、」
生暖かい唇で吸われ、今までに感じたことのない変な感じに高耶はじっと立っていられない。もじもじと身を捩る高耶の幼い果実を、直江は存分に味わった。
「なおっ、もっ、や……っ、」

小さな胸を喘がせて、涙の滲む瞳で必死に制止を訴える高耶に、それ以上のことはできずに直江は素直に含んでいた果実を離してやった。
「ああ、泣かないで、高耶さん」
幼い体を抱きよせて、よしよしと軽く背を叩いてやりながら半ベソの高耶を覗き込むと、
「今してあげたみたいに、高耶さんがしてくれたら、すぐにしろいのが出ますよ」
「そ、そうなのか…?」

こんなに変な感じなのに、直江は嬉しくてしろいのを出すのかと思うと、高耶は不思議でたまらなかった。だが、大好きな直江が嬉しくて出すあのしろいのを飲みたいと思う気持ちは変わらない。

高耶は意を決して直江のソレに顔を近づけ、根元をしっかりと両手で押さえると、小さな唇を先端に押しあてた。そのまま、おずおずと口を開けて先端を含む。
だが、直江のモノは大きすぎて幼い高耶の口にはそう簡単には入らない。高耶は思いきりあーんと口を開けて、それを含んだ。

銜えたはいいものの、とてもさっき直江が自分にしたように口を動かしたり吸い上げたりする余裕はなく、どうしていいかわからずにいると、直江が殊更優しい声で云った。
「高耶さん……そのまま、顔を上げて、俺を見て下さい……」
「ん……?」
高耶は、男を銜えたまま直江を見上げた。小さな口いっぱいに自分を頬張り、パンパンに膨らんだ頬を優しく撫でてやりながら、直江は感無量だった。

四百年恋焦がれたひとが、こんなに幼く、無防備に裸体を曝して、小さな唇で必死に奉仕している……目も眩むほどの現実。
「高耶さん……、」
自分を呼ぶ直江の声が微かに震えているのが、幼い高耶にもわかった。
それが、おそらく直江が嬉しいからだとも。

高耶はすっかり気をよくして、苦しいのを我慢して、さっき直江が自分にしたのを思い出すように、必死に唇を上下に動かして”いい子いい子”した。
大好きな直江をもっともっと嬉しくしてあげたかった。
「ンッ……ん……、」
幼い高耶のはじめての奉仕は、とても拙かったけれど(当たり前;)、その姿は、男をイかせるには充分すぎた。

「高耶さん……もういいから……離して……、」
いくら高耶が飲みたいと云っても、本当に口に出すのは忍びなかったので、直江がそっと柔らかい髪を撫でながら、離すように促したが……高耶は男を銜えたまま、小さく首を振る。
「高耶さん……本当に出てしまいますよ……」

すると高耶が、今度は云われてもいないのに、再び銜えたまま直江を見上げた。あまりに真摯な瞳に、直江は降参して、高耶と出会ってから幾度となく呟いた言葉をまた呟いた。
「高耶さん……本当にあなたにはかないませんよ……」

本当にいいんですね、と念を押すと、高耶はコクンと頷いた。本当はドキドキだったけれど。
「ちょっと苦しいかもしれないけど、我慢して下さいね」
再びコクンと頷いた高耶の頭を直江が抑え、数回上下させ、高耶はいよいよなのだという期待と、苦しいのと内心の怯えでぎゅっと目を瞑り……頭を股間に押え付けられたその直後。

口の中に、直江のあのしろいのが、大量に流れ込んできた。高耶は必死にソレを吸い上げようとしたけれど、直江を銜えたままでソレを飲むのは思いのほか難しくて……殆どは飲みきれずに口端を伝い、とろとろと零れ落ちた。

「高耶さん、高耶さん……大丈夫ですか?」
いつもの自分を気遣う声が降ってきて、高耶はようやく直江のソレから顔を離した。ソレは……いつもの状態に戻っていた。
わけもわからず、なんだか泣きたくなって涙が出てしまい、すると直江は驚いたように高耶を抱き上げ、
「高耶さん、どうしたんですか!苦しかったんですね……すみません」
おろおろする直江の首に、高耶は自分から両手を回して抱きつくと、ちがうんだと繰り返した。
「高耶さん……?」
「なおえ、なおえ……オレのこと、すき……?」
唐突に聞かれて、直江はびっくりしたが、高耶がしがみつくよりもきつく強く、その体を抱きしめ、囁いた。
「大好きですよ……愛しています、高耶さん」



さっきはなんで泣いてしまったんだろう。

寝室のベッドの上、直江の腕まくらに小さな頭を乗せ、高耶は上機嫌だった。
直江は優しく髪を撫で、くすぐったいほどキスの雨を降らせてくる。

直江の、あのしろいのは、やっぱりまずかったけど、今日は殆ど飲めずに零してしまったけれど……明日はもっと上手く飲んでやる、と高耶は小さな胸に誓っていた。
「なおえ、あしたも、いっしょにおふろはいるよな?」

ふと、妙に真摯に高耶が聞いてきたので、直江は微笑して頷いた。
「ええ、明日も明後日も。ずっと一緒ですよ……」

その答えに満足したのか、やがて、すやすやと寝息をたてはじめた高耶の顔を見つめる男の顔は複雑だった。
いくら高耶が望んだからとはいえ、やはり飲ませたのはやりすぎだったのではないかと思う。でも……

高耶を、愛している。
高耶が欲しい。この体に自分を入れてひとつになりたい。
日に日にその思いは強くなる一方で、このままではいつまで我慢できるかわからない。

(高耶さん……!)

あどけない寝顔を見つめながら、直江の葛藤は明け方まで続いた。


つ、つづく…かな?(汗)





……(^^;す、すみません……しょた書けないくせに、性懲りも無く……;
一応、椎名のしょた第3弾です。
椎名のくせにヤッてなくて以外ですか?(笑)
だってお子様に突っ込むのは痛そうで忍びなくて…って、おい!!(爆)
ええ、そのうち、ちゃんと訓練させてね……って、何の!(死刑)
すみません、今、病み上がりでよけい壊れてるらしいです…ははは(^^;
こんな話の続きが読みたい方がはたしていらっしゃるかわかりませんが、もしかしたら、いつかに続く、かもです(^^;
ではでは、読んで下さった方、ありがとうございました!

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