直×高しーくれっとしょた劇場・風邪編
作・椎名(アホ)
コンコンと、小さな胸を喘がせて咳をする高耶の背中をさすってやりながら、直江は心配そうに云った。
「高耶さん、大丈夫ですか?」
「うん……あんまりそばにくんなよ。うつるから……」
幼くても、自分を気遣う高耶に、より一層愛おしさが募る。
「高耶さんは優しいんですねぇ。俺のことは心配しなくて大丈夫ですよ。それより高耶さんこそ、早く良くなって下さいね」額の濡れタオルを取り替えてやる合間に、直江は柔らかい髪を指先で何度も梳いてやった。
そうされている時の高耶は、安心しきった、いい表情をする。「なおえ……、」
浅い呼吸を繰り返す吐息の熱さ。熱で潤んだ瞳で見つめられ、少し泣きそうな声で名前を呼ばれ、一瞬くらっときて、直江は自嘲するように笑った。幼くても、無意識に男を狂わす高耶。
高耶の小さな下の口は、まだ指1本を受け入れるのが精一杯。
いちばん長い指を飲み込んで、喘ぐその表情を見る度に、我を忘れて小さな秘所に根元までブチ込みたい衝動にかられるのを、直江はいつも堪えるのに必死だった。穢れを知らない高耶に、密かに教え込んだ禁断の遊戯。小さな手と舌で奉仕させる度、微かな胸の痛みを憶えつつ、直江は自分を抑えることができずにいる。
高耶は、直江のモノが、どうやら自分が原因で固くなったり、しろいものを出したりするらしいと云うことを、最近憶えた。
そして、そのしろいものを、やたらと飲みたがる。
直江のだからと。うまくはないだろうに……そんな高耶が愛おしくてたまらない。それにしても、さっきから高耶はかなり呼吸が辛そうだ。
「高耶さん、苦しそうですね…そうだ、アレを塗ってあげましょうね」
そう云って、直江が薬箱から取り出したのは、塗る風邪薬・ヴィッ◯スヴェ◯ラップ。パジャマの上着のボタンを外し、左右に開くと、子供特有のなだらかな胸が露になった。
つい、小さな胸の突起に目がいってしまい、直江は自分を叱咤した。
今の高耶は病気なのだ。治るまでは我慢しなくては(おい!)ひんやりと冷たい手で、直に胸に触れられて、高耶の口から微かな声が洩れた。
「ん……、」
「冷たい?」
「……ちょっと、」
「少し我慢して下さいね」優しく云われて、高耶はコクンと頷いた。
なだらかな胸に薬を塗り込んでやりながら、直江は思った。
高耶さん。愛していますよ。
元気になったら、また二人だけで、この可愛い小さな手と、上と下のお口を使った、ひみつの遊びをしましょう。一日も早く良くなって下さいね。
おしまひ
正真正銘、椎名が生まれて初めて書いたしょたです(爆)でも、直江が一人で悶々としてるだけで、ぜんぜんしょたぢゃないっすね、これ(苦笑)椎名にしょたは書けないみたいです…精進しますです(^^;