UNTITLED 1-5-2
BY SHIINA
直江が茫然自失状態でベッドヘッドに寄り掛かっている高耶に手を伸ばした。
「やっ……も、やめっ……、」涙の滲む目で首を振り、なんとか許しを乞う高耶に、直江は「怖くないから」と何度も囁いて、強い力で俯せに寝かせた。高耶は身を捩って抗ったが、そんなものは直江の力の前では抵抗のうちに入らない。
直江は腕を伸ばして、枕を掴み、高耶の腰の下に二つ重ねて押し込むと、強引に開かせた両脚の間に自分の体を入れて、閉じられないようにした。
両腕の自由を奪われ、腰だけを男に向けて高く掲げさせられ、脚を開かされた屈辱的なポーズに、高耶の目から新たな涙が伝う。直江は双丘を両手で掴むと、思いきり押し広げた。
「アッ……!」
途端、高耶が声を上げるが、それに構わず顔を寄せ、露になった蕾に口づける。信じられない箇所を生温い舌で舐められ、唇で吸われて、高耶が泣き声をあげた。「やっ!嫌だっ、やめ……っ!」
身を捩って逃れようとする体に叱咤するように云う。
「駄目ですよ。我慢して……こうしないと、後で痛い思いをするのはあなたですよ」直江は容赦なく高耶の蕾を吸い上げた。両方の人さし指でほんの少し入り口を押し広げ、舌先を這わせ、きつく吸う。さらに窄めた舌先で蕾を割ると、存分に唾液を送り込んだ。
「アアッ……、嫌、……やめ、……、」
生暖かな生き物が体の中を蠢く異様な感覚に、シーツに頬を埋め、弱々しくかぶりを振って、そうされている間中、高耶は啜り泣き続けた。散々舌で内壁を貪り、ようやく唇を離すと、直江は唾液で光る蕾の上を、いちばん長い指先で何度も円を描くように擦りあげ、そのまま傷つけないよう慎重に差し込んで行った。
生まれてはじめて異物で体を割られる痛みと、異様な感覚に高耶が泣き声をあげる。
指とはいえ、極度の緊張の為、きつく締まったソコに異物を飲み込ませるのは、容易ではなかった。
何度も辛抱強く「力を抜いて」と囁き、時間をかけて、ようやく根元まで飲み込ませた。「アアッ……、あ、……痛いっ……、」
苦痛を訴える高耶に、直江は諭すように、
「高耶さん……男もココで感じられるということを、教えてあげる。少しの痛みと引き換えに、あなたはすぐに受け入れる快楽を得ることができるようになる。その為に、コノ中を充分に解さないとね」埋め込んだ指を蠢かせ、内壁を散々に嬲り、直江は高耶の中を少しづつ解していった。
「……知っていましたか?このあたりが、男がいちばん感じる部分なんですよ」そう囁いて、前立腺のあたりを指先で何度も擦る。男が最も弱いとされる箇所を刺激されるうちに、最初は苦痛に喘ぐだけだった高耶の口から、それに混ざって少しづつ甘い喘ぎが溢れはじめたのを、男は聞き逃さなかった。
「……良くなってきましたね」
「………ッ、」
投げかけられる言葉に、シーツに顔を埋めたまま高耶は首を振る。「嘘をついても駄目ですよ。さっきから、こんなに嬉しそうに俺の指を締めつけているくせに。あなたは上のお口より、下のお口の方が正直ですね。ああ、あなたの可愛い下のお口が、ピクピクしていますよ……もっと欲しいってねだっているみたいにね。これならもう一本イケそうだ。入れてみましょうか」
そう云って、直江は更にもう一本指を飲み込ませた。「アアッ……いた、……!」
さすがに二本目はきつく、高耶は苦痛に身を捩らせたが、抜き差しを繰り返されるうちに、ソコから痛みだけではない何かがじわじわと背筋を駆け登るのを、自分でもどうすることもできなかった。「……、も、……、嫌……、ゆるし……、」
途切れ途切れの哀願も聞き入れられず、埋め込まれた二本の指で散々内壁を嬲られた後、ようやく指が引き抜かれた。異物が抜き去られ、ホッと息をついたのも束の間、今度は指などとは比べ物にならない大きな熱いモノがソコに押し付けられ、高耶は悲鳴を上げた。
「高耶さん。最初は痛いかもしれませんが、すぐに良くなりますから、ちょっとだけ我慢して下さいね。力を抜いて……」圧倒的な力で双丘を掴まれ、限界まで押し広げられたソコへ、男がグッと腰を入れてくる。指二本とは比べ物にならない容量に、高耶が悲鳴を上げるが、注ぎ込まれた唾液が先端の侵入を許した。
「アーッ!……やめっ……!痛い……、」
「高耶さん……、力を抜いて。口を開けて息を吐くんです……云うことを聞いて、」激痛に竦みあがった高耶は、少しでもこの痛みから逃れられるならと、云われた通りしゃくりあげながらも口を開き、必死で息を吐き出した。微かに締めつけが弛んだその瞬間、直江は残りを一気に高耶の中に突き入れた。
「アーーーッ!!」
今度こそ、完全に体を割られた激痛に高耶の口から凄惨な悲鳴が迸った。同時に女とは比べ物にならない快楽に包まれた男が、微かに呻いた。「アアッ……ア……、痛い……、やめ……、」
直江はそのまま体を倒して、後ろ手に縛られ、必死に苦痛を堪える高耶の背中に唇を押し当てた。「高耶さん……、」
直江は動きを止めたまま腕を回して、高耶の前を掴むと、宥めるように扱き始めた。愛しいひとを苦痛だけに喘がせるのは忍びなかった。
「アッ!……や、……も、……あっ……、」苦痛と快楽の間で気絶することも叶わず、啜り泣き続ける高耶の耳元に、直江は酷く優しい声で、何度も囁いた。
「オウギタカヤ……、もう、あなたは俺のものです……」
「や……、あ……、」
「何処にも行かせない……誰にも見せない。ここでこうして体を繋げて……永遠に二人だけで暮らしましょう。あなたを……」
愛している、と囁いて、直江は抽送を開始した。中の直江が動き出したのと同時に、新たな激痛が高耶を襲った。打ち込まれたモノが出入りする度に、高耶が泣き声をあげて制止を求める。
「……痛いっ……、……動、くなっ……」
「高耶さん……、」
直江は腰の動きと同時に、高耶の前を指で宥めるように扱き続けた。前と後ろを同時に責められ、掠れた悲鳴とともに、あっけなく高耶は男の掌に二度目の精液を吐き出した。解放と同時に一瞬、気が遠くなりかけたが、許してはもらえなかった。
入り口附近で浅い出し入れを繰り返されたかと思うと、再び奥まで一気に突き入れられる。激しい行為に失神寸前で喘がされているうちに、体の奥深くに熱いものを感じた。
「………っあ、」
思わず高耶の口から声が溢れた。
これで解放されると思った。もう何も考えたくない。ひたすら眠りの中に逃げて、二度と目覚めたくない。だが、男の凶器は高耶の中で、あっと云う間に元の大きさと硬度を取り戻していく。
絶望に高耶の瞳が見開かれた。
「も……、や、……許、し……、」
「まだ、ですよ……まだ足りない……もっと感じて……俺が感じさせてあげる」
「アアーッ……、やめっ……直江ぇ……っ、」
密室での狂宴は、果てしなく続いた。
四百年分の執着と、彼の生死がわからず苦しみ続けた二十五年の時間を一度に埋めようとするように、直江は執拗に高耶を犯し続けた。
いつしか高耶の啜り泣きも絶え絶えになり、やがて完全に聞こえなくなった。
ようやく男が身を起こした時、高耶は体の下でピクリとも動かなかった。
高耶の全身には陵辱の痕が散らされ、長時間縛られ続けた両手首は、酷い鬱血と擦過傷で血が滲んでいる。しどけなく開いたままの脚に目をやると、傷ついた秘所から直江が放ったものに混じって鮮血が流れ、内腿とシーツを濡らしていた。
直江は指先でそっと、自分の精液と混ざりあった高耶の血を掬い取り、意識のない高耶の口に含ませ、まるで誓いのキスのように、おごそかにその唇に口づけた。
すっかり冷たくなってしまった頬は、まだ涙で濡れている。その涙を唇で拭ってやりながら、直江は何度も指先で髪を梳いて、意識を失い、今は夢の中にいる愛しいひとに囁いた。
「愛しています……高耶さん」
To Be Continued
初めて書いた「お初」です(爆)モロ強姦(爆)しかも中学生(ーー;
早く続き書かないと・・・;
読んで下さった方、どうもありがとうございましたm(_ _)m