「ブランコお仕置き編」



presented by SHIINA



「本当に……なんて悪い子なんでしょうね、高耶さんは……あんなに逃げないって誓ったのに、俺を裏切って……」

根元を拘束した敏感なモノを容赦なく握りしめ、高耶が苦痛に悲鳴をあげるのも無視して、男は大袈裟に嘆息してみせた。

「……ゆるし、直江ぇっ……も、逃げないから……」
途切れ途切れの哀願も、男には届かない。
むしろ、男は高耶の反応を明らかに楽しんでいるようだった。

強引な手淫で無理矢理勃たせたモノの根元を縛って射精できなくした上で、先端の割れ目を尖らせた舌先で抉るように刺激したり、仰のく胸の紅い突起に歯を立てたり、奥まで埋め込んだ玩具の柄を無造作に掴んで揺すったり、手にしたリモコンスイッチを強にしたりして、思い付く限りの責めをその体に与え続けた。

泣きじゃくる耳元に、男は悪魔のように囁く。
「悪い子にはそれなりの罰をあげないとね。俺から逃げようだなんて、そんな気に二度とならないように、今日はこの体にわからせてあげる……」





高耶は屋敷の広大な庭園の一画に設えられた、大きな肘掛けと高い背もたれのついた藤製の椅子型のブランコに、全裸で腰を思いきり前に突き出す形で乗せられていた。

その手首は、ブランコを釣り下げる鎖に片方づつ戒められ、両脚は大きく開かれて、左右の肘掛けに乗せられ、閉じることができないよう、膝の部分をやはりブランコを釣り下げる鎖に括り付けられている。
しかもその腰は、男が剥き出しの蕾を攻めるのに都合がいいように、少し椅子から浮き上がる格好になっていて、高耶は敏感な箇所を男の目の前にすべて曝して、容赦なく加えられる責めになす術なく喘いでは、泣いて許しを乞うしかなかった。



最初はそうして縛られ、「反省しなさい」と云い捨てられて、数時間、何もされずにその状態で放置された。

男以外、誰も来ないとわかっていても、白昼、全裸で露もない格好で庭に放置されるのは、想像を絶する苦痛だった。

次に男が戻ってきた時には、男の手と唇で強引に高められ、先端から透明な雫を零し始めたところで根元をきつく皮紐で縛られた。

敏感な部分に食い込む痛みに泣いて哀願しても、男はまったく容赦せず、それどころか無防備に露になったままの蕾に、催淫剤をたっぷりと塗り込めた男性器を模した玩具を無理矢理押し込んだ。すぐにスイッチが入れられ、しばらくの間、男は埋め込んだ玩具の柄を揺すったり、抽送を繰り返して、泣きわめく高耶の反応を楽しんだ。

やがて、催淫剤が効果を発揮しはじめたのか、泣き声に艶やかな喘ぎが混ざり始めると、男は「悪い子にはあげませんよ」と玩具をあっさり引き抜き、これみよがしに高耶の股間にスイッチを入れたままの淫具を置いて、再び屋敷へ戻ってしまった。

根元をきつく締め付けられ、手首を戒められて、達することもできない。しかも、塗り込められた薬のせいで、中が火のように熱くて痒くてたまらず──そして、目の前にはブーンと云う微かな電子音とともに、うねうねと淫らな動きを繰りかえす玩具が置かれている。

挿れたい──高耶はそう思った。根元を締め付ける紐を取り去って、思うまま扱き、奥までコレで滅茶苦茶に突いたら、どんなに楽になれるだろう。

高耶は半泣きで手脚の戒めを外そうともがき、その度に、細い体を乗せたブランコが虚しく揺れた。





必ず逃げてやる──攫われてきた夜、男に犯されながら、そう思った。
松本シティでの暮らしも、アル中の父親が一緒では決して穏やかなものではなかったが、それでも、こんな風に無理矢理捩じ伏せられて、好きにされてたまるか──そう思った。
どんな辱めを受けようと、決して屈服などするものか!
そう、思っていたのに。


男の攻めは、本当に容赦がなかった。
子供の自分の抵抗など、赤児の手を捻るより簡単だと云うように、男はあっさり組み敷き、猛るモノを突き入れた。苦痛だけなら、どれだけよかっただろうか。
男は高耶が苦痛に泣き叫び、苦痛だけに悲鳴をあげることを許さなかった。まだようやく自慰を憶え立ての、性に疎い体を毎晩のように抱き、痛みを遥かに上回る快楽を嫌と云うほど教え込んだ。

高耶はその快楽の海に溺れて自我を無くすことが怖くて、隙あれば屋敷から脱走を試みた。
その「隙」さえも、男に仕組まれたことだと知らずに……

そうして、何度目かの脱走に失敗し、今またこうして泣かされている。
すでに、認めたくなくても、高耶の中に虐められることに快楽を覚えるマゾヒスティックな何かが芽生え初めているのかもしれない。それこそ、男の思うツボだったのだが(爆)



「ひ…っ、あ……!」
どんなに激しくもがいても、手脚の戒めは解けず、暴れれば暴れるほど、その戒めはきつくなるばかり。だが、そんな痛みなど感じる余裕もないほど、高耶はもう、前も後ろも限界だった。
(死ぬ……しんじまう……)
そして、涙に滲んだ視界に、ようやくこちらに向かってやってくる男を認め、高耶は泣きながら男の名前を呼んだ。



いつものように、品のいい黒いスーツをきっちりと着こなし、高耶の正面に立った男は、腰を屈め、涙に濡れる高耶の顔を覗き込んだ。
「……どうですか?少しは反省しましたか?」
高耶の体はこれ以上耐えられないと云うように、細かく痙攣している。
「おねが……ゆるし……っ」

必死の哀願の言葉も耳に入らないふりをして、男は「こんなにして……」と揶揄るように笑い、手を伸ばすと、しろい肌にひどく目につく、ぷっくりと勃ちあがった二つの紅い胸の突起の片方を、無造作に摘まみ上げた。

途端、ビクンと高耶の体が跳ね上がる。男は摘んだソレを指先でこね回し、高耶の反応を楽しんだ。
「……も、おね、が……ゆるし……っ、」

見れば、皮紐できつく戒められ、すっかり色の変わってしまったモノの先端の割れ目には、透明な液体に混ざってしろいものが滲んでいた。高耶がすでに限界であることは、充分すぎるほど見て取れたが、それでも男は尚、意地悪く高耶の胸の尖りを責め続けた。

「ゆるし……お、ねが……なおえぇ……」
ぼろぼろと溢れる涙を指先で拭ってやりながら、男は諭すように云う。
「……そうやって、泣いてみせても駄目ですよ。今まで、いったい何度、俺を捨てて逃げようとしましたか?」
「も、ほんと、に……にげ、な……っ、」
高耶はぼろぼろと涙を零しながら、必死に訴える。
「ゆるし……なんでも……するから……」

限界まで追い詰められた高耶は、プライドも何もなく、何でもするから、二度と逃げないから、と何度も何度も泣きながら繰り返す。今の高耶には、前と後ろを苛むこの苦痛から逃れることしか考えられなかった。

「何でもする……?」
高耶は必死に頷く。男は、面白そうに高耶を覗き込んで、
「あなたが、俺の為に本当に何でもしてくれるの?」
「する……な…でもする、から……も、たすけ……、」
高耶をこうして責め上げるのは、無論これが初めてではなかったが、高耶がここまで泣いて哀願したのは、これが初めてだった。

14歳になったばかりとは思えないほど、高耶はプライドが高く、気高いものを持っていて、これまでどんなに辱めても、催淫剤を与えない限りはそう簡単には音を上げず……まして、どんなに淫らな薬に喘がされていても、自分から「何でもする」などと口走ったことはこれまでに一度もなかった。

男の顔に、一瞬、えも云われぬ笑が浮かんだが、男はわざと怒ったふりをして、細い顎を掴むと、尚も高耶を追い詰める言葉を紡いだ。
「何でもするだなんて……またそうやって苦しまぎれに嘘をついて、男を騙そうとする。本当にあなたほどの悪い子はいませんよ」
「う、そじゃな……」
高耶の瞳から、また新たな涙が零れ落ちた。

男は片手で高耶の顎を掴んだまま、もう片手で高耶の体のいろいろな部分に触れながら、
「……ねえ、高耶さん。あなたは、もうとっくにあなたのものじゃないんですよ。このイきたがってるぼうやも、挿れて欲しくてヒクヒクしているこの可愛い穴も、弄ってほしくて、こんなに紅く尖ってる可愛い乳首も、嘘つきな悪いこのお口も、全部俺のものなんです。あなたは俺以外見てはいけないし、俺から逃げることはできないんです。高耶さん……あなたは俺のものだ──そうでしょう?」

容赦なく、感じる部分に触れられながらの、屈辱的なその言葉にさえ、高耶は泣きながら頷くしかなかった。

「も……にげな……いうこと、きくから……」
ぼろぼろと泣きながら必死に哀願する高耶に、男はようやく笑顔をつくって見せてやった。
「何でもすると云ったその言葉……絶対に忘れないで下さいね?」
男が念を押すと、しゃくりあげながらも頷いた。
「いい子だ……」

男は泣きじゃくる高耶の髪を撫でてやり、溢れる涙を唇で拭ってやると、高耶の股間のあたりに投げ出されていた玩具を掴んで、高耶の口に持って行った。

スイッチの入ったまま放置されていたソレは、少々小振りだが、まるで本物の男性器のようにうねうねと淫らに動き続けている。
「あなたがやっといい子になれたようだから、また挿れてあげますよ。でも、その前に少し濡らさないとね。舐めて濡らしてごらん?」

そう云って、高耶に口を開けるように命じると、おずおずと開かれた唇に玩具を沈めた。
「んっ……ぐっ……、」
口腔を強引に玩具に犯されて、苦しさに高耶はくぐもった声を上げる。だが、その苦し気な表情のどこかに、暗い歓びに似た色が浮かぶのを男は確かに感じ取った。

それはようやく許されて、戒めを解かれ、放出できると云う歓びと、熱くて痒くてどうしようもない後ろにやっと入れてもらえて、楽になれると云う安堵からだけでないように思えた。高耶は明らかに少しづつだが、本人すら無意識のうちに、こうして男に嬲られ、犯されることへの快楽を、密かに憶え始めている。

玩具によって口腔を散々蹂躙されて、高耶の口端から飲み切れない唾液が糸のように伝う頃、男はようやく玩具を引き抜いて、うねる先端を下の口に押し宛て、グッと力を入れて鎌首部分までを飲み込ませた。

「ひいっ!」
狭い其処が押し開かれ、異物に侵食される感覚に、高耶が目を見開いて背を仰のかせる。
スイッチを入れられたままでの玩具の挿入は、催淫剤に寄る淫らな熱に狂い、犯されることを待ちわびていた襞に、欲しかった快楽を与えてくれた。

男が更に腕に力を入れると、玩具はうねうねと蠢きながら高耶の襞を割り裂いて、奥へ奥へと進んでいった。
「ああっ……ひ、あ……、」
あまりの刺激に、高耶が激しく身を捩らせ、同時に、彼を乗せているブランコがゆらゆらと揺れた。

玩具を根元まで飲み込ませると、男は悶える高耶の耳元に「気持ちイイ?」と囁いた。
高耶は唾液を飲み干す余裕もなく、ひいひいと啜り泣き、喘ぎ続ける。男は微笑し、高耶の股間に屈むと、そそり立つモノに手をかけた。敏感な箇所に触れられた刺激で高耶が一瞬息を止める。

男は根元を片手できつく締めつけた上で、戒めの皮紐を解いてやった。ようやく紐を解いてもらえたのに、男の指に締め付けられて、まだイカせてもらえない。

「ああっ……おねが……も、いかせ、」
遥かに限界を超えた責めに、出したくて、小刻みに痙攣する太腿をなだめるように摩ってやりながら、男は先端の割れ目に滲むしろいものを、尖らせた舌先を差し込むようにして、ちろちろと舐め取った。男だけが味わうことのできる、高耶の甘美な蜜。
「ヒィーッ!」
あまりの刺激に、高耶が激しく首を振り、身を捩った。尿道を舌先で犯され、広大な庭に、悲鳴に似た嬌声が響く。

「出しなさい。飲んであげる……」
男は笑って、高耶のモノをすっぽりと口に含んだ。生暖かい口腔に含まれ、吸い上げられて、高耶の体がビクンと跳ねる。そうして窄めた唇で上下に吸い上げるように愛撫してやりながら、もう片手で玩具の柄を掴んで軽く引き抜き、一際激しく突き上げるのと同時に、根元を締めつけていた指を外してやった。

「………ッ!」
その途端、激しく全身を震わせて高耶が声にならない声を上げ、男の口に放った。
流れ込んできた熱い奔流を、男は躊躇なく吸い上げ、嚥下する。

柄を掴んでいるだけでも、高耶の襞が中の玩具を壊すほどの勢いで、一定の感覚できゅうきゅう締めつけているのが感じ取れた。

高耶の蜜を一滴も零さず全て飲み干し、男がようやく立ち上がって、ぐったりと弛緩した体を見下ろすと、高耶は大きく胸を喘がせて、半ば放心しているようだった。

まだ、小刻みにピクピクと痙攣する両脚の爪先を見て、男はその片方に思わず唇を近づけ、小指を口に含むと吸い上げ、舐め上げた。
「ひ……ああっ……、」
脚の指を含まれ、きつく吸われて、遠のいていた意識が戻ってきたのか、高耶が声を上げた。玩具はまだ奥深く埋め込まれたままだった。

男は上体を倒すと、細い顎に手をかけ「舌を出してごらんなさい?」と囁いた。高耶が微かに躊躇いを見せると「なんでもしてくれるんでしょう?」とまた男が囁く。

観念したかのように、おずおずと差し出される紅い舌。それに、男も自らの唇を寄せると、舌と舌を絡め、激しく口付け、貪った。
「んんっ……ん、」

口付けは精液の味がした。
自分の「味」に、高耶が嫌がったが、男がそれを許すわけもなく、頭の後ろを抑えられ、息が止まるほど貪られた。激しい口付けからようやく解放されて、高耶が呼吸を求めて激しく喘ぐ。

その目の前で、男が徐に自らのズボンのジッパーを下ろした。すると、今、中に入っている玩具とは比べ物にならないほど、大きな男のモノが露になった。すでに、これまで高耶に加えていた被虐行為で、男のモノは痛いほどに張り詰めている。

薄暗い寝室でしか見たことのなかった男のモノを白昼、目の前に突き付けられて、高耶は羞恥に涙を滲ませた。自分のモノとは似ても似つかない、成人男性のソレ。こんなに太くて大きなモノが、どうして自分のあんなところに入ってしまうのかわからない……

奥までびっちり埋め込まれていた玩具を強引に引き抜かれ、高耶がウッと呻くのも構わずに、男は「今度は俺を楽しませて下さいね」と笑って、猛るモノを一気に根元まで突き入れた。

「──ッ!!」
太いモノを根元まで突き入れられ、高耶が激しく背を仰け反らせた。高耶の中は何度犯しても驚くほど熱く狭く、そしてその襞はうねるように男のモノに絡み付いてくる。

奥まで納めたことで、男は満足気に息を吐き、両腕を細い腰に回すと、自分はそのままで、ブランコに乗せた高耶の方の腰を揺すって出し入れを始めた。細い腰を遠ざけ、鎌首部分まで引き抜き、再び根元まで打ちつける。
男が高耶の腰を打ちつける度、ブランコがギイギイと淫らな音と立てた。

「ああっ……やっ……なおえぇ…っ!」
安定しない体に、奥深くまで太い楔を打ち込まれては引き抜かれ、繋がったままの腰を容赦なく揺すり立てられて、これまでに感じたことのない刺激に、高耶が悲鳴をあげた。
男の腹と自分の腹に擦られ、敏感な襞と前立腺を刺激されて、高耶のモノも再び勃ちあがり、透明な雫をとろとろと零している。

ふと、動きを止めて男が高耶の手首を見ると、戒める紐が痛々しいほど食い込んでいて、男は体を繋げたまま、両方の手首を自由にしてやった。

すると、高耶は堪え切れないと云うように、長時間、自由を奪われて痺れ切っているに違いない腕を、必死に男の首に回して縋り付いた。自ら男に縋りつくことで、より結合が深くなり、思わず高耶は霰もない声を上げた。
「ひっ……なおっ、も……」

高耶の行動に、思いがけず、男が目を見開いた。細い体に、より愛おしさが募る。
「高耶さん……!」

男は高耶の腰を鷲掴みにし、激しく抜き差しを始めた。熱い楔に、より熱く絡み付く襞。
くちゅくちゅと響く淫らな音。
ギイギイ悲鳴をあげるブランコ。

「なおっ、なおえっ……いっ……きもち、い……ひ……!」
毎日のように男に後ろでイクことを教え込まれている体が、其処から沸き上がるあまりの快楽に耐えかねたように、仰け反った。閉じられた目から随喜の涙が伝う。

高耶はきつく男のシャツの背に爪を立て、自ら僅かでも快楽を逃すまいとするように腰を男に擦り付け、喘ぐ。高耶の絶頂が近いことを知り、自らも限界を感じて、男も激しく腰を入れ、熱い襞を抉った。

「ひいっ……なおっ……出る……出……ッ!」
直後。高耶の楔が弾け、先端からしろいものが飛び散ったのと同時に、男の楔に絡み付いていた襞が、激しく収縮して男を締めつけた。
目眩がするほどの快楽。
「ッ……!」
痙攣を繰り返しながらきゅうきゅうと締め付ける熱い襞に導かれるように、男は一際深く抉るように腰を打ちつけ、高耶より僅かに遅れて、愛しい体の最奥に熱いモノを迸らせた。




「ひっ……く……、」
自らもしろいものを吐き出し、男の熱い迸りを体の奥に受け、前と後ろの両方で達して、高耶の体から力が抜けた。
呼吸が激しく乱れて、薄い胸は激しく上下し、男のシャツの背を掴んでいた腕がぐったりと投げ出されている。長時間、開かされたままの両脚は麻痺してしまったように痺れ切っている。

男が名残惜し気に熱い襞から萎えた楔を引き抜くと、高耶が、微かに切な気な吐息を洩した。しどけなく開いた蕾から男の放ったものがとろとろと零れ落ちる。

男は屈むと、高耶の蕾に顔を寄せ、自らがたった今穢した箇所を丹念に調べた。
高耶の蕾は含むものを失ってピクピクと震え、その度にしろいものが滲み出し、小さな気泡となって弾けている。

しろいものを零しながら、まるで挿れてと誘うように淫らに息づくその蕾に、男は片手の親指を押し宛て、グッと差し入れた。
「あっ……、」
たった今まで太いモノで犯されていた秘所は濡れそぼり、蕩けきって、なんなく指を受け入れた。
「や……なおっ……、」

高耶が指の侵入を力の入らない腕で抑えようとするが、無論、そんなものは抵抗のうちに入らない。根元まで差し込んだところで、もう片方の親指も沈める。
「やあっ、……、」
両方の親指を含ませた状態で、内腿を抑えて左右にグッと押し開くと、その途端、紅く蕩けた秘所から、男が放ったものがツーッと溢れて地面まで滴った。

「ひっ……、」
異様な感触に高耶が身を捩らせる。
男はしばらく、そのまま高耶の秘所から自分の放ったものが糸を引いて、地面に染み込む様を食い入るように見つめた。



ふいに込み上げる、異常なまでの独占欲。

この体は──高耶は自分のものだ。
この体を滅茶苦茶にしてやりたい。残酷なまでの昂りに、男は身を震わせた。
ぜんぜん、足らない。この綺麗な体を、もっと己の白濁で思いきり穢したい。
高耶の茎から吹き出す蜜を、一滴残らず啜りたい。
もっと犯したい。滅茶苦茶にしたい。いっそ、壊してやりたい。
ここまで自分を狂わせた罰を、この人はこの身であがなわなければならない。

一生かけて、償って下さいね。
この綺麗な体で。

やがて、すべてが流れて出てしまったのか、押し広げた中から溢れるものがなくなって、ようやく男は指を引き抜いた。

高耶に舌で自らのモノを綺麗に拭わせ、ズボンのジッパーを上げさせる。
ブランコの鎖に括られていた両方の膝の戒めを解いてやると、細い膝は、擦り切れたように紅くなっていた。

「痛かった?」
男がいたわるように摩ってやると、高耶は声もなく首を振る。長時間縛られ、貪られ続けた体はとても歩けそうになく、男は高耶を軽々とブランコから横抱きに抱き上げた。



「さっきの言葉、覚えていますね、高耶さん」

抱き抱えられ、屋敷まで運ばれる中、男の胸に凭れてぐったりしていた高耶は、ふと、楽し気に云われて、怯えたように男の顔を見た。

男は世にも楽し気な笑を浮かべて、
「今日から高耶さんは、俺が云うことなら、どんなことでも、何でもしてくれるんですよね?嬉しいですよ……これからベッドに戻って……何をしてもらいましょうか……」

声もなく、青ざめる高耶。
その頬に楽し気に口付け、男は愛しい体を抱きしめ、屋敷に戻っていった。


END




ハロウィン編より少し前の、ある秋の一日です。
今日はお昼からお庭でお仕置き・・・ブランコ責め(笑)
って、何書いてんだかなー、オレ(__;

高耶さんはこの後、屋敷に戻って日が暮れるまであんなことやこんなことをされてしまいますが(何でも、だからね♪)、皆様、どうぞご自由に煩悩して下さいませ(爆)

読んで下さってありがとうございました♪

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