昼下がりの・・・2この作品は「昼下がりの・・・」の間に入る「肝心な部分」です♪
BY てりーさま
子供らしく張りのある双丘を直江の指がそっと割り開く。そして、普段は隠れている谷間に指を滑らせる。高耶も神妙に直江の指の動きを追っていた。
「高耶さん、やはり止めておきましょう…」
こんな小さな子にこれ以上続けることが、直江は心苦しくなってきた。それに、今の高耶の体格では、自分を受け入れることは難しいと思うのだ。
「やなのっ…、なおえはっ、たかやのものなのっ…」
高耶は半泣きで直江に抱きつき、顔を近づけてきた。
軽いキス。
覚えたばかりの唇へのキスを、高耶は精一杯の心を込めて、直江にしたのだ。
「高耶さん…」
「ね?」
可愛らしく首を傾げて高耶は先をねだる。
「でもですね」
直江が説得を始めると、高耶は泣きそうな顔をした。幼い高耶には直江が心配していることがわからないのだ。ただ、直江に嫌われているとしか取ることができない。
「なおえは、たかやがきらいなんだぁ〜」
大きな黒い瞳に、涙がせり上がってくる。直江は慌てて高耶の頬に、目元に、そして唇にキスを落とした。
「違いますっ!私は高耶さんが心配なんです…」
「きらいだから、けっこんしてくれないんだ…っ」
高耶の思いこみはかなり激しい。もう、直江が何を言っても聞き入れてはくれないだろう。それに、何よりも高耶に泣かれることが直江にとっては一番困るのだ。
―しかたない―
直江は指を高耶の蕾にそっと這わせた。閉じているそこを指でツンツンと何度か刺激する。
その感覚にびっくりしたのか、高耶の嗚咽は一気に止まり、今度はびっくりした顔で直江を見つめている。
「私は高耶さんを世界で一番愛してますよ。…今日、結婚しましょう」
内心の困惑を押し隠して、直江は真摯な顔で高耶に告げる。
「うんっ!」
にっこりと笑って承諾する高耶に、直江は心の中で呟いていた。
―もう、何を言っても止められませんよ?あなたが泣いて叫んでも、止めません―
直江の指が高耶の秘孔にそっと差し入れられる。
「いたいのっ、なおえぇっ…」
入り口は直江の指が入るのを頑なに拒んでいる。無理矢理そこを広げられる感覚に、高耶は涙を浮かべて直江を見つめていた。
直江はベッドサイドにあるチェストに腕を伸ばす。その一番上の引き出しから小さなチューブを取りだした。それは高耶がいなかった頃、つき合っていた女の一人がここに置いていったのだ。捨てても良かったのが、何かの時のためにと思いそこに入れて置いたのを直江は思いだしたのだ。
少しは高耶も楽になるかもしれないと思い、直江はたっぷりとジェルを指に取る。
そしてその指を高耶の中にゆっくりと挿入していった。
「ひあっ…?なおえ…?」
自分の中に何かを入れられるという今まで経験したことのないむず痒さに高耶は直江にしがみつく。
「きもちわるいよぉ…」
「気持ち悪いですか?止めましょうか?」
自分の感情のままを直江に告げていた高耶は、直江の言葉にびくりと身体をふるわせた。直江の顔を見上げると高耶を心配そうな顔で見つめていた。
―なおえ、たかやがきもちわるいっていったから、やめるの?―
一生懸命高耶は状況を理解しようとする。大好きな直江にずっと傍にいてもらうために。
「やめちゃ、やだよ…。たかや、なおえのすることならなんでもだいじょうぶだよ」
「高耶さん…」
小さい体で一生懸命背伸びして告げられた高耶の心。直江はどうしようもない愛しさを感じて、高耶をぎゅっと抱きしめる。
そして、止まっていた指を動かし始めた。
「やぁんっ…、あっ…」
高耶の漏らす声が、自分を責めているように直江には聞こえる。けれど直江は止まることができなかった。
高耶の内部にたっぷりとジェルを塗りつけ、直江はそっと指を引き抜いた。
「なおえ…?」
「高耶さん。あなたと一つになってもいいですか?」
―なおえとひとつになれる―その言葉に、高耶は一も二もなく頷いた。
「うんっ!」
「たかやさん、――すいません――」
最後の方は高耶の声にかき消される。直江は自身を高耶の蕾にあて、ゆっくりと貫いていったのだ。
「やぁ――――――っ!いたぁい――っ」
キツイ締めつけに、直江は痛みさえ感じていた。狭い高耶の中には先の方を入れることしかできない。けれど高耶のアツイ熱を感じて、直江は幸せに浸っていた。
「高耶さん……」
「なおえっ、たすけてぇ…っ」
高耶の声をこれ以上無視することができなかった直江は、一気に自身を引き抜いた。
「もう、痛くないでしょう?」
小さく嗚咽を漏らしながら、高耶はこくこくと頷いた。圧倒的な痛みは引いているが、じんじんとそこが痛む。
「でも、まだいたい…」
高耶の背を撫でてあやしながら、直江は傷薬をチェストから取りだした。これは、高耶が擦り傷を作ったときにいつも塗っている物だ。
きっと大丈夫だろうと考えていた直江は、軽く呻いた。立ちあがっていたそこに刺激が与えられたのだ。
恐る恐る下を見ると、高耶の小さな手がそこに触れていた。まるであやすように、高耶の手は上下に動いている。
「なおえも、いたいの?ここ、ぱんぱんだよ?」
―高耶さん、違いますよ―
直江は高耶の行動に動揺して、言葉も出せない。
「いたいなら、おまじないしてあげる」
そして高耶は直江の先端にちゅっとキスをした。高耶のやわらかい唇をそこに感じたとき、直江は思わず自身を解放していた。
高耶の顔に、胸に、しろいのが飛び散る。高耶は呆然としていた。
「たっ、高耶さんっ、すいませんっ――」
直江は慌てて高耶を抱えて、バスルームに急いだ。そして、シャワーの温度を調節し、かけてしまった精液を洗い落とす。
高耶は始終無言だった。「ねぇ、なおえ。あのしろくてにがいの、なんなの?」
高耶の身体を洗い、蕾に薬を付けて一応の手当をし、胸に抱き込んでいざ寝るかと言うときになって、高耶が無邪気に尋ねてきた。
「ええと…、あれは高耶さんが大好きですよ、という印なんです」
「そうなの?」
「そうなんです!…さぁ、もう遅いから寝ましょうね」
無理矢理な説明をして、直江は高耶を寝かしつける。高耶は疲れきっていたのか程なく寝入ってしまった。
―本当に、あなたには負けますよ―
一生高耶に適わないだろう自分を思いながら、直江もしばしの休息をとるために目を閉じる。
*作者様コメント*
さすがに小さな高耶さんには無理だったと。
きちんとできるのは・・・まだまだ先と言うことで。
でも直江的にはかなり幸せでしょう・・・。*椎名コメント*
てりー様が肝心なところ(笑)を書いて下さいました♪
先端だけでも入れば上出来ですよね♪♪だって相手は園児ですもの…(^^;この作品の感想は、うちのANOTHER BBSにお願いします♪
てりーさま、素晴らしい作品をありがとうございました!ぜひまた書いて下さいね♪