放課後のマンション
BY 美智さま
「高耶さん」
学校からの帰り道、友達と別れて一人になったところを後ろから声をかけられた。”誰かなぁ?”と思って振り返るとそこには見知らぬ男の人がいた。
「お兄ちゃんだぁれ?」
「高耶さん、あなたを迎えに来たのですよ」
「そうなの?でもボクお兄ちゃんのこと知らないよ。お母さんが知らない人には着いて行っちゃダメだって」
「高耶さんはエライですね。でも私は知らない人ではないんですよ。あなたのお母さん、佐和子さんのお友達なんです。佐和子さんから頼まれて、こうやってあなたを迎えに来たのです」
「そっかぁ。そうだったんだ。それじゃぁお兄ちゃんと一緒に帰らないとね」
佐和子の友達と聞いて気が緩んだのだろう、幼い少年の顔に初めて笑みが浮かんだ。
「私の名前は直江信綱と言います」
「ナオエ、ノブ…何?」
高耶は覚えられない、というように目をぱちくりさせている。
「直江、と呼んで下さって結構ですよ」
「うん。わかった。よろしくね直江さん」
直江は微笑ましげに高耶を見つめながら、止めてあった車の側までやって来た。助手席のドアを開け高耶を座らせると自分も運転席に乗り込んだ。「ボクんち、こっちじゃないよ」
それまで黙っていた高耶が、家の方向と違うところへ向かって走っている車に気が付いて口を開いた。
「よくわかりましたね。私の家に向かってるんですよ。高耶さんのお母さんもそこで待ってるんですよ」
「直江さんのおうち?あとどれぐらいで着くの?」
「あと30分近くかかりますよ。我慢できますか?」
「出来るよ−、それくらい。ねっねっ直江さんちって動物かなにかいる−?」
「残念ながらうちはマンションなので動物は飼えないんです」
直江がそう言うと、”いないんだぁ…”と落胆した様子だった。
「でも大きな虎のぬいぐるみがありますよ。高耶さんは虎が好きでしょ?」
「うん。好き、好き−。ボクね動物では虎さんが一番好きなの−。直江さんどうしてボクが虎さん好きだってわかるの−?」
「知ってますよ。あなたのことなら何でも」
不思議そうにしている高耶を横目に車を走らせる。
しばらくして目的の場所に着いた。「ここがそうなの?すっごくおっきいマンションだね」
高耶はびっくりした様子で高層マンションを見上げた。
「こっちですよ、行きましょう」
直江は高耶の肩を抱き、オ−トロックのエントランスを入るとロビ−奥にあるエレベ−タ−に乗った。エレベ−タ−は24階まで上って停止した。部屋の前まで行くと”さぁどうぞ”と言って高耶を部屋の中へと案内した。高耶は物珍しそうに部屋の中を見回した。
リビングはカウンタ−で仕切られたキッチンと繋がっていて、ソファとテ−ブルそれにテレビくらいしかないシンプルな佇まいだった。高耶が見て面白そうな物は一つもなかった。
「あれぇ?誰もいないよ。お母さんはどこにいるの?」
他の部屋からも誰の声も聞こえない。高耶は不安になってしまったのか、少し頼りない顔をして直江を見ていた。
「きっと散歩でもしているんですよ。大丈夫です。すぐに帰ってきますよ。それより何か飲みませんか?」
”それじゃぁ−”と、高耶はホットミルクを所望した。
「わかりました。座って待っていて下さい」
そう言って直江はキッチンでミルクを温め始めた。高耶には十分すぎるほど大きなソファが落ち着かないのか、キョロキョロしながら足をバタつかせて座っていた。
「お待たせしました。温かい内にどうぞ」
直江はトレ−に乗せていた少しぬるめのホットミルクを高耶の前のテ−ブルに置き、横にハチミツの入ったボトルを添えた。そしてテ−ブルを挟んだ向かいのソファに腰を下ろして、おいしそうに飲む高耶を見つめた。その視線が気になるのか高耶は恥ずかしそうにカップに口をつける。
「あっ…」
手を滑らせて高耶はカップを自分の腿の上に落としてしまった。そのせいで着ていたTシャツと半ズボンが濡れてしまった。
「大丈夫ですか!火傷していませんか!」
直江は慌てて駆け寄ると、近くにあったテ−ブルクロスで高耶の太股を拭う。
「大丈夫。熱くなかったから。それより…こぼしちゃってごめんなさい」
「いいんですよ、あなたがなんともなければ。それより風邪をひくといけませんから
着替えた方がいいですね」
”待っていて下さい”と付け加えて足早に隣の部屋に行くと、直江は自分のYシャツを持って出てきた。
「あなたの服を洗っている間、これを着ていて下さい。あなたには大きすぎますが風邪をひくよりはましなはずです」
直江に”さぁ脱いで下さい”と言われ高耶は濡れた服を脱ぎ始める、Tシャツと半ズボンを脱ぎ終わるとそれを直江に手渡した。
「下着まで浸みてしまっていますね。洗うので下着も脱いで下さい」
恥ずかしいのか少しモジモジしながらも、直江に言われるままに下着を下ろして裸になった。直江は持っていた自分のYシャツを高耶に掛けると、袖に腕を通して高耶には長すぎる袖をたくし上げた。シャツの裾は高耶の膝よりも下にあり、まるでダボダボのワンピ−スだった。「かわいらしい。とてもよく似合っていますよ」
直江は背中から高耶を抱きしめた。
「あなたのココもとてもかわいらしいですよ」
「!」
直江は高耶の耳もとに囁きながら高耶の中心に触れる。驚いた高耶はビクッと一瞬身体を強ばらせた。
「やっ……、なっ…なに?」
「あなたを気持ちよくしてしてあげますよ。あなたの喜ぶ顔がみたいんです」
言いながら直江は高耶の中心にあるモノを優しく揉みしだいていく。
「あっ……、いやっ…やめっ…」
「怖がらなくても大丈夫ですよ」
「んっ…はぁ……あぅ」
「あなたの身体はとても感じ易いのですね。嬉しいですよ」
「やっ……あ…んぅ…はぁ……あぁ」
膝の力が抜けた高耶はガックリと床に膝をついてしまう。直江は高耶を仰向けにすると覆い被さって、はだけた胸にそっとキスを降らせる。突起を口に含んでアメの様にころがしてみる。
「いやぁ……なおっ…、んっ……ふっ…ぁ」
「かわいいですよ高耶さん」
そう言うと直江は勃ち上がっている高耶の小さなモノに舌を巡らす。
「とってもキレイな桜色をしていますね。それにとてもおいしいですよ高耶さん」
「あっ…いやっ……、そんなとこ…嘗めたらっ…」
涙目の高耶が懇願する。直江はわざとぴちゃぴちゃと卑猥な音をたててソコを嬲り続ける。
「ああぁ…、おねが……やめっ……、あぁ…」
高耶は足の間にいる直江をどうにか退かせようと直江の髪をひっぱった。直江は仕方なく一旦顔を上げた。そして意地の悪い笑みを浮かべる。
「やめてあげますから、代わりに私のを嘗めて下さい」
コクっと小さく頷くと高耶は起きあがって直江と向き合う。直江のズボンはもうパンパンに膨れ上がっていて今にもはち切れてしまいそうな程だった。高耶は直江のベル
トを外すと次にジッパ−と一緒に下着を下ろす。ソレは勢いよく飛び出してきた。先端には透明な液体が滲んでいた。それを拭い取る様に高耶はおそるおそる舌を這わし
た。
「んっ…やっ……にがっ」
直江はテ−ブルのハチミツを手に取った。
「これでどうです?」
言いながら根本から先端までハチミツを垂らして行く。まるでフランクフルトにかけるケチャップの様に。それを見て高耶はペロっとハチミツを塗りたくってあるソレを
嘗めてみた。
「ん、あまぁ−い。すっごくおいしいよ」
高耶はソレをペロペロキャンディの様に嘗めたりしゃぶったりを繰り返し、舐り続ける。
「んっ……ふぅ…ふぁっ…」
次第に直江のモノはビクビクっと高耶の口の中で硬度を増しながら大きくなっていった。
「とても上手ですよ、高耶さん」
高耶が嘗めてると言う事実だけでも達してしまいそうなのに、高耶の舌は子供とは思えないほど気持ちよく、もうこれ以上の我慢は出来そうになかった。
「高耶さん、もういいですよ」
恍惚とした表情でしゃぶりついている高耶を引き離し、四つん這いにして腰を高く持ち上げる。キレイな桜色した高耶の秘所がまる見えになる。その光景はさらに直江の下半身を刺激した。
「すこしつらいかもしれませんが、我慢して下さい」
直江は一度そっと高耶のおしりの割れ目にそって指を這わすと、熱くたぎる己の肉杭をそこへあてがう。高耶のおしりに両手を添え、間にある肉杭をギュっと挟んだ。直江は激しく腰を動かし肉杭を擦り上げる。
「んっ……、はぁ……あぅ…うっ」
秘所を何度も擦られ高耶が切ない声をあげる。直江の方ももう限界だった。
「高耶さん、愛しています…」
直江は愛しい高耶の背中に熱い欲望の欠片を迸らせた。二人は寝室のベッドへ移って来ていた。疲れ果ててしまったのか高耶は隣で寝息をたてている。直江は眠っているあどけない高耶を見つめながら幸せに浸りつつも不安を抱えていた。高耶を初めて見た時から今日まで、ずっと忘れることが出来なかった。
高耶のことで頭がいっぱいになり、半ば強引とも言えるやり方で彼をさらって来てしまった。きっと今頃彼の両親は心配しているのだろう。”自分のしたことは明らかに犯罪だ…”犯罪などおそれない直江だったが、まだ幼い高耶のことを考えると両親の元へ帰すべきだろう。手放したくはないが…。
そんなことを考えている内に高耶が目を覚ました。
「いい夢は見られましたか?」
「う〜ん、よく覚えてないや。それよりお母さんは来た?」
「佐和子さんには先におうちへ帰って貰いましたよ。あまりにあなたが気持ちよさそうに眠っていたものですから、何だか起こすのはかわいそうな気がしたんですよ」
「そうなんだ…」
「もう帰りますか?」
高耶は少し残念そうな顔した様な気がした。直江は洗って乾かしておいた服を高耶に着せていく。
「ねぇ、直江さん」
「直江って呼んで下さい」
いつまでたってもそう呼ばない高耶に焦れてそう答えた。
「う…じゃ、じゃあ直江…?」
「なんです?」
直江は高耶の頭にそっと手を置いて優しく問いかける。高耶はなかなか言い出せずにもじもじとしていた。
「あのね…また、ボクと会ってもらえる?」
「!!!」
嫌われることはあっても、まさかそんな言葉が高耶の口から出るとは思いもよらないことだった。嬉しいが、高耶が自分の家に帰れば直江のついた嘘がばれて、二度と直江と会う気にはならないだろう…。佐和子の友達と信じてるからこそ高耶はこんなに心を許してくれてるのだ。
「嬉しいのですが、私にはあなたに会う資格がないんです」
「どうして?ボクを騙してここへ連れてきたから?」
「どうしてそれを…」
”気づいていたんですか…”と絶句している直江に高耶が”そんな気がしてたもの”と言ってスプリングが効いてるベッドの上にピョンっと座った。
「だったらどうして逃げなかったんです?」
「だってぇ、直江って悪い人には見えなかったしぃ、どうしてこんなことをするのか知りたいって思ったんだもん」
「あたなという人は…」
(いい大人の自分がこの様な幼い子供に一杯食わされたというわけか)”怒ってる?”と高耶が心配そうに直江の顔を覗き込んでくる。
「怒ってなんかいませんよ。それでどうでしたか?私がこんな事をした理由はわかったでしょう」
高耶は”う〜ん”と言って頭を抱えてしまった。頭の中を整理して口を開く。
「直江はぁ、ボクのことが好きだからぁ、それでここにボクを連れてきたって事?」
「そうですよ。あなたと一緒に過ごしたかったんです」
「ホントのホントに〜?」
「ホントのホントです。嘘はもうついていませんよ」
直江がそう言うと高耶は大きな瞳をキラキラ輝かせた。
「じゃぁさ、ボクここに居てもいいよね?直江とず−っと一緒にいたいんだ、ボク」
その瞬間直江は高耶をおもいっきり抱きしめていた。
「いいんですか?ご両親が心配してますよ」
「でもぉ、ボク直江の側がいいんだもん」
高耶は上目遣いで直江を見つめて”ねっ、いいでしょ?”と直江の大きな背中に腕をまわしてギュ−っと抱きしめた。直江に断る理由などなかった。
「あなたが望むなら…」こうして二人は初めてのキスを交わした。
これが二人がこのマンションで過ごす、幾多の愛欲の日々への幕開けとなった。
美智さまからの素晴らしい頂きものです♪本当はRKTに頂いたのですが、NTSSDがしょた劇場に強奪♪♪放課後の高耶さんを自宅マンションにらち♪高耶さんの「あのね…また、ボクと会ってもらえる?」には撃沈しました(^^;か、かわいいっ……(><)
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美智さま、ありがとうございました!ぜひまた書いて下さいね♪