Sweet Days <後編>
BY あやすけさま
両手ですっぽりおさまってしまう小さな顔を包み込むと、そっと引き寄せた。
初めて唇で触れ合った高耶は目を開いたままだった。
「高耶さん、目を閉じて?」
言われて素直につむった高耶に軽いキスを続けたまま、自分の服を脱いだ。
唇だけで触れ、高耶のそれだけでなく顔中にキスを振らせると、くすぐったげに、しかし気持ちよさそうに高耶は頬を蒸気させた。
服を脱ぎ捨てると直江は高耶を抱き上げ、浴室に入る。
シャワーの下に立たせ、お湯を注いだ。
「じっとしててくださいね?私が洗って上げますから。」
「うん・・・・。」
今までのように洗って貰っているだけなのに、何故だか、心臓が高鳴った高耶は緊張していた。
それに気づいた直江は目を細めた。
「大丈夫ですよ・・・。堅くならないで。」
囁きながら、また高耶に口付ける。
今度は長く、小さな高耶の口腔へと舌を忍ばせ、軟らかな舌に触れた。
「ん、んっ・・・。」
優しく、しかし熱心に舌を絡ませると、高耶は喉の奥で無意識に甘い声を漏らした。
ふっくらとした下唇にやんわりと歯をたてて、口腔を探る。
息苦しそうに眉間にしわを寄せたが抵抗はしなかった。
糸をひいて舌を離すと、二人の唾液で濡れた唇を親指でなぞった。
「高耶さん、嫌?」
「・・・ううん、いやじゃない・・。」
潤んだ目で直江を見た高耶は目元を赤くして首を振った。
直江は睫に溜まった滴を吸い取ると、首筋へと唇をすべらせ、舌で辿った。
「あ・・・っ。」
全く感じたことのない未知の感触に高耶は戸惑ったような声を上げる。
「気持ち・・いいでしょう?我慢できなくなったら声を出して良いんですよ?」
そのまま、胸の赤い小さな実まで唇を移動させる。微かに隆起したそこを何度も舐める。
「あっ、あっ、やぁ・・・っ。へん・・なのぉっ。」
黙っていられなくなった高耶が小さく声を漏らし始める。
それを耳にした直江はなおさら、執拗に舐め回し、強く吸った。
「あぁんっ。」
その間も直江の手は高耶の軟らかな尻を掴んで、キュッキュッと揉み込んでいた。
時折指で、秘められた可憐な蕾に触れながら。
そうこうされているうちに高耶はじわじわと自分が熱くなっていくのを感じていた。
何だか変な感じなのに、体が熱くて言うことを聞かないのに、でも止めたくないのだ。
しばらく、同じ愛撫を繰り返していた直江は、高耶が高ぶってきたのを察すると、手をスルリと差し入れると、足の間で張りつめてきた幼い果実をやんわりと握った。
「やぁっ・・・!」いきなりの強い刺激に、高耶は身を引こうとしたが臀部に回された直江に手は、
しっかりとそこを掴んでいて、ほんの少しも高耶の体は後退することはなかった。
「なおえっ。だめ・・なのぉっ。たか、や・・・へん・・・っ、あんっ。」
「変じゃありません。高耶さん、とっても可愛いですよ・・・・。」
耳の中に舌を入れ、そのまま囁くとビクビクと高耶の体が震えた。
「ん、んっ。」
「こんなに小さくてもちゃんとここはカタクなるんですね・・・。もっとして欲しい?」
するすると手の中のものを擦ると高耶が一際高い声を上げた。
「ああぁんっ!」
いやらしい手つきで直江は高耶を追いつめてゆく。
高耶は朦朧とし始める。前への愛撫になすがままである。
不意に直江は高耶の体を反転させた。
「高耶さんの一番可愛いところを見せて・・・・。」
バスタブの縁に手をつかせると、目の前にきた高耶の双球を両手で割り開いた。
露わになった高耶の蕾は本当に淡い色をしていて、直江の指になぶられていた為かヒクヒクと動いていた。
じっと眺めている直江に高耶は無意識に腰を振る。男を誘うかのように。
ようやく、動いた直江はそこに濃厚に口付ける。
舌で窄まりをなぞり、たっぷりと濡れると舌を差し込んだ。
「あっ・・あぁ・・ん・・・・。」
舌先だけ含ませて、入り口近いそこで細かく動かすと、鼻に掛かった喘ぎがする。
その後、根元までグッと差し入れると高耶の可憐な蕾は軟らかな舌を締め付けた。
それに逆らうように舌を巧みに動かし、中を広げるように内壁を舐める。
「やぁ・・あんっ。なお・・えぇ。」
高耶は先程からなぶられているそこが、気持ち良いのかじれったいのか頻りに首を振ってる。内部が蠢動し始めると、直江はようやく顔を上げた。
そして、慎重に人差し指を挿入する。抵抗はない。軽く抜き差しをする。
クチュクチュと濡れた音が浴室に響いた。
「なおっ・・えっ。たかや、のなか・・・なに?」
「ん?気持ち良いの?」
「んっ、うんっ。きもち・・いいのぉ。あん・・」
荒く息を吐きながら、高耶は答える。まだ性に関してほとんど知らない高耶に禁忌の観念はないのか、反応の何かもが素直だ。気持ちの良いことに貪欲だ。
反応を見ながら、もう一本を揃えて入れてみる。
少しきつそうだったが、散々慣らしたせいか、痛みもないようだった。
ゆっくりとしていた動きを早める。淡い色していた蕾は直江に指を受け入れて、赤く色づき、敏感になっている。乱暴に抜き差しをしてみる。中の、高耶が声をあげる場所を触れながら。
「・・あん・・んぅ。・・はぁん・・あぁっ。」
高耶が上り詰めていくのを感じながら、直江はもう一度前に手を伸ばし、擦りあげた。
「ああぁ―――っ!」
急激に追いつめられた高耶は初めて、絶頂を味わった。
小さな果実から蜜を噴きだたせ、意識を手放した。
髪を梳く優しい感触に高耶は微かに身じろいだ。
「な、おえ・・・・・?」
風呂場で気を失った高耶は丁寧に拭かれると直江の寝室へと運ばれた。
「気がつきましたか?」
ベッドの端に座っていた直江を見上げた高耶に微笑みかける。
「たかや・・・、ねちゃったの?」
気を失ったことない高耶は自分が放心してしまったことがわからない。
直江は苦笑すると、違いますよ、といって高耶の頬に口付けた。
「高耶さん・・・。もう寝たいですか?まだ、起きていられる?」
耳元に余韻を残して囁く直江の声に、高耶は夜がまだ終わっていないことがわかった。
「まだ、するの・・・?」
「いや?高耶さんが嫌ならしません。」
しばらく黙って直江を見つめていた高耶は自分から直江に手を伸ばすとギュッと抱き
ついた。「たかや、いやじゃない。」
直江は抱きしめ返すと、高耶に口付けをした。
横たわっている高耶に体重をかけないように覆い被さると、直江は、軽くだが何度も咬まれてぷっくりと赤くなった高耶の唇に、誘われるように再び近づき舌で触れた。
その感触に高耶はムグムグと唇を動かす。
「舐めるの、好き?」
上気した頬に軽くキスを送りながら聞く。
「すき・・・・・」
高耶はぴたりと熱い直江の体と肌を合わせて、吐息を漏らす。
高まってゆく鼓動に目をきつく瞑った。
先程、風呂場で一度弾けた自分のそこがまた堅くなってゆくがわかった。
そうしていると自分の太股に何か熱くて堅い物が押し当てられているの気づく。
『なお・・・・えの?』
そう理解した次の瞬間に、高耶は声を上げた。
直江が乳首を愛撫し始めたのだ。
ねっとりと舐めあげられ、時折歯をたてられる。 もう片方は長い指で転がされ、摘まれてキュッと絞められた。
「は、あ・・・ん。ん、んんっ。」
絶え間なく喘ぎながら高耶は思った。
じんじんと痛いくらいなのに、どうして気持ちがいいんだろう。
感じ入った表情をしている高耶を、直江は満足そうに見やると唇を舌へと滑らせた。
目的の場所に辿り着く。
じれて何度も揺らした細い腰が震えた。
高耶が、寒いわけでも怖いわけでもないことを、直江はそこでピンと育った可愛らしい自身が先から透明な蜜を零しているのを見なくともわかっていた。
あまり驚かせないように、初めは指で撫で手のひらで包み込む。
ゆるゆると動かして、あふれ出る滴が量を増やすと、直江は漸くそこに唇を寄せた。
そっと舌をつけ、形をなぞる。幾度も繰り返した後で口腔へと銜え込んだ。
「ああんっ。んぁ・・・んっ、あぅっ・・・・」熱くて柔らかい感触に溜まらずに高耶は直江の髪を掴んだ。
「そんなに・・・イイの?」
堅く目を瞑った高耶は口を開いてはいるが返事も出来ないようだった。
小さな口の中で蠢くピンクの舌を目にした直江はグッとこみ上げる熱を押さえ込むと
高耶の果実を吸った。
「あ―――――っ!」
達してしまいそうな快感に、高耶は一際高い声を放った。
突然、直江は高耶の足首を掴み、持ち上げて自らの肩にかけた。さらに高耶の背中が浮いてしまうくらいまで腰を持ち上げると、その下へ自分の膝を入れた。
高耶の臀部は大きく開かれ、顔の真下で愛らしい赤い華がすっかり露わになっている。
「なっ、なおえぇ・・。はぁ・・・あん・・・」
無理な体勢ではあるが、子供の柔らかい体は易々と受け入れているようだった。
もう一度、高耶自身を口に含むと微かに蠢く入り口を指で撫でる。
しっとりと濡れたそこはヒクヒクと動きを大きくした。
「高耶さん・・・、俺のも、してくれる・・・?」
「・・・えっ?なお、えの・・する・・の?」
何をするのかわからない高耶は、うっすらと目を開いて、自分のモノを口に入れて舌で擦る直江を見た。
「たかや、も・・・、おくちで、・・・なめ、るのぉ?」
そう聞いてくるのに直江はしゃぶったまま笑った。
「でも、高耶さんのちっちゃなお口じゃ、俺の、入らないでしょう・・・?だから・・・・ね、」
そこまで言うと、空いているほうの手を延ばして甘い吐息を漏らす口へと指を二本入れた。
「・・・だからね、これを舐めて下さいね・・・・。」
入れられた指に戸惑っていた高耶はおずおずと小さな舌で直江の指を舐めた。
しょっぱい味が少ししたが、指は時々動いて、高耶の舌を挟んだり、撫でたりする。
そのうち、高耶は夢中になって、一生懸命に舌を絡ませた。
直江はその様子を、欲望を湛えた目で見つめた。
そして、下の口の入り口で焦らすように触っていた指を、さっきまでの行為で、まだ潤ったままの中へと入れる。慣らすようにゆっくりと回してそこが馴染んでくると、二本目も入れる。
再び慣れるまでやんわりと中を指の腹で揉んでいたが、しばらくして、高耶の果実から唇を外して、後ろへと移した。
腔へ押し込んだ指を開いて入り口を広げると、舌をその間へと滑り込ませた。
中へと唾液を十分に流し込む。たっぷり濡れて、指の動きがなめらかになると、そこが恥ずかしい音を発し始めた。
頃合いを見計らって三本目の指をゆっくりと入れてみる。
さすがに強ばった高耶の体を宥めるように再び高耶自身を口にして愛撫した。
高耶の体が弛緩する。
三本目の指を動かしても、苦痛の色は見られなかった。そして、そろそろと限界だと
いうように、高耶は身を何度も震わせた。
それに直江は、口中の果実をきつく吸い上げて、指での抜き差しを激しくした。
「・・・・・・っんん――――っ!」
全身に力が入り、次の瞬間には直江は吹き出されてた甘い蜜を飲み込んだ。
はぁはぁと荒く息をつく高耶は、口を指に犯されていて、 声が出せない。
そのまま、直江は愛撫を続けると、高耶の体はたちまち熱くなってゆく。中が慣れて、柔軟になったのを確かめると、肩に乗せていた足をおろして、舌をなぶっていた
指を引き抜いた。
直江はそろそろ限界だった。
腕の中で喘ぐ高耶に煽られ、指を小さな舌で舐められると、まるで自身をそうされているかのように感じて、それは張りつめていった。
狭くて熱い蕾を大きく開かせたまま、熱く滾る先を押しつけた。
「なお、えっ。な・・・なにっ?」
異様に熱くて太いモノをしたの入り口に感じた高耶が怯えた声を上げる。
手を伸ばし、髪を撫でてやりながら何度目かわからないキスを高耶にした。
「力を抜いて・・・・。ちょっとだけ、我慢して・・・・・。」
きっとつらい思いをさせてしまうだろう行為に、高耶を不憫だと感じながらも、もう止めることは出来なかった。
熱が溜まっている高耶自身に触れてやると、ふっと体から力が抜けた。
そして、直江は高耶の中へと入っていった。
「・・・っっ?!やぁ―――っ!いた、いよぉっ。なお・・・・・っ」
突然の身を引き裂かれるような苦痛に高耶は激しくもがいた。
「高耶さんっ・・・・・。じっとして。動くともっと痛いから・・・そう、ふうふうって息して?」
暴れようとする高耶を抱きしめると、堪えきれずに涙をこぼす目元にキスをしながら囁いた。
「なおえ・・なおえぇっ・・・・・」
自分に苦痛を与えている男の名を何度も呼んで、痛みが無くなるのを待つ高耶の果実はすっかり力を失っている。
直江はそのまま動かないで、高耶のそれを擦りあげて再び熱を送り込むのに専念した。
高耶と繋がったそこから、堪えきれないような快楽が生まれていたが、努めて無視して痛みに熱を失いかけている幼い肢体がまた快感を感じ始めるのを待った。
少しずつ、熱が戻り始めた高耶は、自分の体の中に直江がいることを体中で実感して、痛くて仕方がないのに、何故か嬉しい気持ちになった。
「ん・・・ん・・・・うん。・・あ―――」
「高耶さん・・・・まだ、凄く痛い?」
心配そうな声で聞いている直江を高耶は涙に滲んだ目で見上げた。
汗を額に浮かべて、直江が辛そうな顔をしていた。
「なおえ・・・。なおえも、いたい、の・・・・っ?」
「・・・・高耶さんのほうが、ずっと苦しいですよ・・・・」
困ったように答えたのに、高耶は、直江も自分みたいに痛いのだと思った。
「なおっ・・・は、どうするといたく・・・ない、の?」
健気にも、自分の方が余程辛いはずなのに、自分のことを思ってくれる高耶に、皮肉にも直江は愛しさあまりに我慢が限界になってしまった。
「動いても・・いいですか?」
高耶が返事を返す前に、前に回して撫でていた高耶自身を強く揉み始めた。
「あぁんっ。あっ・・・あ・・・っ。」
そうして、ゆっくりと腰を動かし始めた。
再び、痛みが襲ってきたのに高耶は息をのんだが、執拗に前を弄られて痛みと快感を同時に感じたまま、直江に揺すぶられていた。
再び、直江のベッドで高耶が目を覚ましたのは翌朝のことだった。
直江の腕の抱かれていた。
「おはようございます、高耶さん。」
いつものように優しい笑顔で直江が話しかけてくる。
夕べの記憶がはっきりと戻っていない高耶はぼんやりと直江は見つめた。
「高耶さん・・・・?」
心配そうに自分を見返す直江に、高耶は不意に思い出した。
「たかや・・・、なおえ、きらいになってないよ。」
昨日、浴室の脱衣所で交わした会話を思い出したのだ。
きっと、自分を嫌いになるといった直江の言葉を。
確かにとっても痛くって、途中からは覚えてないけど、高耶は直江がやはり大好きだと思った。
「なおえは、たかやがきらいになっちゃったの・・・?」
泣きすぎて、少し腫れている瞼のしたから、また泣きそうな顔になって高耶はきいた。
「いいえ。昨日よりも・・・ずっとずっと、高耶さんが好きになりましたよ・・・・。」
直江は、欲望に負けて、こんなに幼い子供を抱いてしまったことに、夕べ気を失ったまま、眠りについた高耶を清めながら後悔をしていた。
しかし、今の高耶の様子に、自分も泣きたいような思いになった。
どんな自分でも、高耶が好きだと言ってくれてるように感じて。
「高耶さん・・・・、ずっと、一緒にいましょうね。」
細い小さな体を抱いた腕にありったけの愛しさをこめて、直江はそう、囁いた。
FIN
あやすけ様からの素晴らしい頂き物です♪ひらがなモード炸裂の高耶さんが、高耶さんがあああああ(><)うきゃー(椎名崩壊)
愛があれば年の差なんて・・・♪(おい!)
この作品の感想は、うちのANOTHER BBSか、あやすけ様へ直接メールでお願いします。あやすけ様、素晴らしい作品をありがとうございました!
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