★よるのないしょ★


BY しろうさま



あ、にゃんこ・・・
居間のガラスのむこうに、ちゃいろい、とら猫がはいってきた。
ウチによくあそびにくる、にゃんこだ。コイツ、だっこさせてくれるんだ。
おれはガラスをあけて、サンダルをはいて外にとびだした。
おいで、おいで・・・よしよし、いーこ、いーこ。

「あのな、にゃんこ・・・さいきん、なおえとの、『よるのうんどう』を、きかれるんだ・・・でも、なおえは、言っちゃだめだって・・・おまえなら、いいよな」
なんで、言っちゃいけないんだろ。
なおえがこわがりで、おれといっしょにねてるっての、はずかしいから?
でも、ちあきや、あやこねーさんは、知ってるぞ。
この間、みんながきたとき、なおえがこわがりなの、バラしちゃったし。
ゆずるにも、言っちゃダメっていうし・・・

にゃんこは、ぐるぐるいってる。
おれ、もう、げんかいだ!だれかに、はなしたいんだ!
耳がロバのおおさまのこと、とこやさんは、あなのなかにはなしたし・・・
にゃんこなら、ひみつにして、くれるよな?
「よる、ベッドにふたりですわって、それからなおえはまず、おれのパジャマのボタンを、うえから、じゅんばんにはずして・・・」




なおえは、ぜんぶボタンをはずすと、おれにキスするんだ。
「なおえ、なおえぇぇ・・・」
キスのあいまに、なおえに苦しいっていいたくて、なおえの肩をたたいた。
なんどもキスされて、なおえの舌ベロがはいってくると、おれはうまく息がすえなくなって、すぐに苦しくなっちゃうんだ。 
「高耶さん、鼻で呼吸するんですよ」
なおえは笑いながらおれの鼻のあたまをひとさしゆびでなでて、おデコにキスをした。
そうだった。いっつもそう言われるのに、なおえにキスされると、どきどきして、つい忘れちゃうんだよな。

その後もういちど、ちょんちょんって口にキスをしたなおえは、そのまま耳にかみついた。
あ。かみついたっていっても、食べちゃうんじゃ、ないぞ!
いたくなくて・・・くすぐったいけど、おなかのへんが、むずむずする、ふしぎなかみかたをするんだ。そのまま耳のうしろから、だんだん首のほうまでぺろぺろなめる。
へんなの。なんで、そんなトコとかなめるんだろ。
でも、なおえがカラダのあちこちをなめると、おれは、だんだん、はあはあって、走った時みたいなカンジになるんだ。ぜんぜんカラダをうごかしてないのに。
だから、やっぱりこれは、うんどうなんだよな。

どんどん下のほうまでなめてったなおえは、おれの胸をちゅってすった。
おれはおかあさんじゃないから、そんなトコすっても、おっぱいは出ないのに・・・
なおえは、「まだココでは感じませんか?」って聞くんだ。
「かんじる」ってのは、胸がドキドキして、息がはあはあして、頭がぼんやりして、カラダが浮いちゃうみたいな、おなかの下の方が、むずむずする時に使うんだ。
でも、胸は、そんなのは、あんまりしない。なんか、くすぐってぇーよ!

「高耶さんは、身体が柔らかいですね・・・」
なおえがなめるのが、あんまりくすぐったかったから、カラダをうんとまわして、まくらに抱きついたら、なおえが言った。
なおえに腰んとこつかまれてるから、くるって、カラダの上だけまわってるけど。
そうか?みんな、このくらいできるぜ?

「ああ・・・子供だから、体が柔らかいんですね」
・・・ちょっと、ムカツクっ!
「こどもじゃ、ねーよっ!」
目の前にある、なおえのほっぺたを、おもいっきりつかんで、よこにひっぱってやった。
なおえはびっくりして、「すいません・・」って、あやまったから、はなしてやった。
ふん!
ちょっとあかくなったほっぺたをさすりながら、なおえがにっこりわらう。
「そうですよね・・・子供じゃ、私と一緒に、夜の運動ができませんからね」
そーだよ!まったく、なおえは、すーぐ、おれのこと、こどもあつかいすんだもんな!

「ねえ、高耶さん、どのくらい体が曲がるか、ためしてみましょうか?」
なおえが、おれの顔をのぞきこんで、きいてきた。
「くっしんうんどうってヤツ?」
がっこうで、たいいくの時にやるヤツだ。じゅぎょうのさいしょに。
おれは、りょうあしをひろげて、うんとまえにカラダを折ってみせる。
「すごいですねぇ・・・」
へへっ。おれ、あたまが布団についちゃうんだぜ!

「じゃあ、今日は、大人の屈伸をしてみましょう。教えてあげますよ・・・」
え?おとなは、ちがうやりかたが、あんの?
「うん!やる!おしえろよ!なおえ!」  
なおえは、おれのボタンをはずしたパジャマの上と、ズボンとパンツもぬがせた。
「子供のよりも、むずかしいですけど、高耶さんはもう一人前だから、我慢できますよね?」
「おう!できる!」
あたりまえじゃん!
なおえに「いちにんまえ」だって、言ってもらうと、すっごく、うれしい!
なおえは、おれをベッドに寝かせると、りょうあしをのばしたまま、もちあげた。
「???」
これが、「おとなのくっしんうんどう」?
「こどものと、は、ぎゃく、なのか?」
うーん、ほんとだ・・・ふとももが、おなかにつくくらいになると、いつものより、ちょっと、くるしい。
でも、このくらいなら、へいきだよ!
なおえは、おれのあしくびをつかんだりょう手を広げた。おれの足も、さっきよりもひろがってる。

「ひゃああ!!なおえ?!」
なおえが、なおえが、足のあいだに顔をいれて、おれのだいじなトコ、なめてる!
「んっ・・・んっやっ!」
だめだ!そこなめられっと、あとですっごく疲れるんだから!
「高耶さん・・・もう、こんなに堅くなってきましたよ・・」
口にいれたまましゃべっちゃ、やだ!すごくしんぞうが、どきどきする!
なおえの息がかかって、カラダがかってにびくびくって飛び上っちゃうぅ!
口をきゅってしたまま、おれのを出したり入れたりすると、もう、どうしていいか、わかんねーよ。  
「は・・はぁあ・・んん!?」
なおえが、足をもっともちあげた。おしりがういちゃってる。
「もっと、気持ちよくしてあげる・・・よく眠れるように、たくさん運動しましょうね」
なおえはおれのおしりの下にひざを入れて、おれのちんちんをすっぽりくわえた。

夜のうんどうのときは、いっつもこうされるけど、こんなカッコでするのは初めてだから、なんだかはやく出ちゃいそう・・・おしっこじゃないぞ!!
おとなのシルシってヤツ!なおえのはおれのよりも、しろいのなんだけどさ。
おれのだって、もう少ししたら、しろくなる?て、なおえ言ってたんだ。
「あ、あ、なおえ、なお・・・もう、でちゃう・・・」
くっしんしてるから、うまく声がでないや。それでもなおえは気がついて、顔をあげた。
「もうですか?ダメですよ・・・もっと我慢しないと・・・男の子でしょう?」
なおえは、おれのちんちんの上のほうを指をわっかにして、きゅっておさえちゃう。
こうされると、シルシはでないんだけど、くるしいのに!

なおえは、もっともっとおれの足を上げて、自分の肩のとこに、おれのひざをかけた。
「うんと、気持ちよくしてあげますね・・」
なおえのツバと、さきっぽからちょっと出てきたおれのぬるぬるしたのを、おしりのあなのまわりにぐりぐりってつけ始めた。
「それ、やだ・・・ゆび、やだぁ・・・」

「高耶さん、下のお口がぱくぱくしてきましたよ・・・イヤじゃないんでしょう?」
あ!なおえの、なおえのゆびが、おれのなかに入ってきた!
ん・・・やっぱ、へんな、カンジ・・・
「やわらかい・・・」
まだなんにもしてないのに、なおえもだんだんくるしそうなかおに、なってる。
うんどう、なのか?
「あ、あ、やだ・・なお・・ああっ!はあ!」
なおえが、もういっぽん、ゆびをいれたぁ!
くちゅくちゅって、おとが、うえのほうからきこえてくる。
なおえは、ゆびをだしたりいれたりして、そのうち、おれはおなかがあっつくなって、あたまがぼーっとなってきた。
「なお、なお・・・も、もう!!」
「高耶さん、今、出してあげる・・・」
なおえは、おれのちんちんを口にくわえて、ちゅぱちゅぱって、すったりしてたみたい。
おれはしんぞうが、ばくばくして、からだじゅうがあつくて、どうなってるのか、もうわかんなくなってる。
「・・あっ、あっ!んんっ!!!」
なおえがおしりに入れたゆびを、うごかしたあと、きゅうにすごいカンジがして、おれはなおえの口のなかに、シルシをだしちゃった。

なおえが足をおろしてくれたけど、おれは、マラソンしたあとみたいに、息がはあはあして、カラダがうまくうごかせない。
でも、なおえがまだ、うんどうしてるとちゅうだから、がんばってカラダをおこした。
すわっている、なおえに近づいて、なおえのパジャマのズボンから、なおえのちんちんをそっと出した。
う・・でっけえ・・・   
色も、おれのとはちがうし、カタチも、なんか、先のほうとか、おれのとはちがう・・・
おれのも、こうなるのか?  
かたくて、あつくて、どくどくってなってるのをりょうてで持って、なおえをみあげた。

「高耶さん・・・無理しないで・・・」
でも、なおえ、くるしそうだぞ?
おれはなおえのを、いっしょうけんめいこすった。
さきっぽから、つゆが出てきた。もうちょっとだ!
「高耶さん・・・」
おれの頭をなでてくれてたなおえが、おれの手の上にじぶんの手をかさねた。
おれの手といっしょに、なおえのを、ごしごしこする。
なおえは、もうかたほうの手で、おれをぎゅっとだきしめた。
「高耶さん、高耶さんっ!」
そんなによばなくても、おれは、ここにいるぞ。
でも、なおえがおれの名前をよんでくれるのは、すき。

おれの肩にかかる、なおえの息が、だんだんはやくなってく。
なおえのかおから、汗がおちてくる。やっぱり、うんどうなんだ!
おれのせなかにまわってる、なおえのうで、きんにくが、ぴくぴくってうごいてるし。

なおえのをもってる、おれのりょう手は、いっぱい出てきたとうめいなつゆで、ぬるぬるになってきた。   
すべっちゃうからか?なおえは、おれの手を、上からもっとぎゅうって、つよくにぎって、はやくごしごしって、こすった。
「高耶さん・・・イイですよ・・・」
「なおえ・・・あ!・・」
おれの指が、なおえののさきっぽにひっかかったら、なおえがしろいのを出した。
「すみません、高耶さん、お腹にかかってしまいましたね。」
うーん?ねばねばする・・・それに、なんか、へんなにおいもする。
指についたのを、ちょっとなめてみた。
・・・にがい・・・   
おれのお腹をふいてたなおえが、きがついて、あわてておれの手を、口からはなした。
「だめですよ、高耶さん」
手についたぶんもふきながら、なおえがいう。
でも、おまえは、おれが出したの、のんじゃうのに。

なおえはおれのカラダをきれいにしてくれてるみたいだけど、もうねむくって・・・
やっぱり、うんどうなんだ。でも、たいいくのあと、つかれてだるいのとは、ちょっとちがうカンジ。
うーん、どこが、ちがうんだろ・・・。




「どうおもう?にゃんこ・・・」
あ、にゃんこ、きょうは、いつもとちがうくびわしてる。
ゴツゴツしてる、へんなの。

あ、なおえが来た。
「なおえ、こっちー!みろよ、にゃんこ、きょうは、くびわ『おにゅう』だぜ!」
「そうですか?どれどれ・・・!!!」
にゃんこをだっこしたなおえが、きゅうにこわいかおになった。
なんだろう?
「これは・・・盗聴器?・・・北条の、いや、まさか、織田?!」
くびわをはずしたにゃんこをおれにだっこさせて、なおえはきゅうにたちあがった。
「とうちょ・・・なんだ?」
「高耶さん、私は今から・・・ちょっと、部屋の大掃除をしますから、ここに居てください」
なおえはあわてて家の中にはいって、居間をそうじしはじめたみたいだ。
でも、なんか、そうじってゆーより、ちらかしてるみたいだぞ?
ソファーとか、ひっくりかえしてるし。なんだかなー?

あ、おれに、『うんどう』のこときく、おねーさんだ。
え?このおかし、くれんの?こんなにいっぱい、わりーよ。
なおえに、モノもらっちゃ、ダメって、いわれてるし。
にゃんことあそんでくれた、お礼?そっか、にゃんこ、おねーさんのなんだ。
「ありがと。また、にゃんことあそんでも、いーか?」
ばいばーい。
おねーさんは、にゃんこをつれて、かえってった。

「なおえー、おかし、いっぱいもらったー!」
おれがちかづくと、なおえはガラスごしに、ひきつったえがおでなにかいってる。
あ、でんわをばらばらにしてる。
そんなとこまで、そうじするのか?
にゃんこのくびわ、なおえがもってったままだっけ!
ま、いーや。
こんどにゃんこがきたら、かえしてあげれば。
おれは、居間のガラスによりかかって、そうじをするなおえをみながら、もらったおかしを食べはじめた。


                ★おわり★


       

*しろう様コメント*
こんなもので、許されるんでしょーか(汗)
出張中の、ショタの神様、どうか、戻ってきてクダサイ(泣)

*椎名コメント*
しろう様からの素晴しい頂き物です♪

にゃんこへの告白。
このような形でよるのうんどうのことを教えてもらえるとは・・・
おとなのくっしん!おとなのシルシ!
素晴しいです!
しょたとはこー書くのだ、と云うのを見せつけられた気がいたします♪

しろう様、素晴しい作品をありがとうございました!

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